独奏チェロの為の宮崎民謡による狂詩曲の事 | Benjaminの交響的音楽日記

Benjaminの交響的音楽日記

とある作曲家の日常

昨年より宮崎のプロチェリストのご依頼で書いている作品である。

なかなか構成で悩んでいる。

悩ましい。

元の民謡が素晴らしすぎて。。。

どこまで崩して良いものか。

どこまでパラフレーズにして良いものかなどいろいろ悩みは尽きないのであります。

ご依頼の最初の条件では演奏時間はかなり短めでありましたが主題となる民謡を聴いたとたん考えがとりとめも無く広がっていって、すぐに依頼者に「ご指定よりも少し長くなるかもしれません」と申し上げました。

「血で演奏する音楽があると思うのです」と血液の美観に立ち返られた演奏家の為の作品である。

昔演奏した拙作の経験から私を選んでくれたのだと思う。

ご期待に応えたい。