誰でもできる、プレゼンテーション(その2) | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

誰でもできる、プレゼンテーション(その2)

こんにちは、イナミネです。

福島の原発に関して、政府や東電の動きが、後手に回り、人災だという指摘が増えています。

こういう人身がからむ大掛かりな災害や刑事事件では、上層部の動きが今ひとつ腰が定まらないように見えてしまいます。

戦場のような現場では、小の犠牲をはらっても大の犠牲を抑えるという判断が必要になります。

そういう判断に迫られ、責任を負って決心するということが、出来なくなっているようです。

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さて、誰でもできる、プレゼンテーション。前回は、プレゼンは伝えることから、賛同してもらうことが目標の「発表」だ、とお伝えしました。

相手が3人くらいになれば、個人的な説得よりも人々への「発表」という感じになります。

プレゼンテーションの局面は大きく、準備と本番に分けられます。

プレゼンの成功は準備段階で9割くらいが決まってしまいます。

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プレゼンの準備から本番は、だいたい、こんな手順です。

1)プレゼンで達成する目標と与えられた条件を考える。

2)目的に達成するまでのストーリーを考える。

3)ストーリーにあった、情報や裏づけ資料を集める。

4)まとまった資料にする。

5)想定問答を考える。

6)練習する。

7)本番

8)振り返りをする


まあ、「プレゼン」という言葉は派手ですが、実態は地味なものです。

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まず、1)。目標と与えられた条件を考えます。

目標は、プレゼンテーションをして何を得るのか、です。

「理解してもらう」「合意してもらう」「根回しをする」「予算や計画の承認をしてもらう」「購入してもらう」「キーマンを紹介してもらう」などです。

これで、難易度や重要性をみて、準備の量や気合の入れ具合が決まります。

与えられた条件とは、時間、場所、使える道具などです。

発表の時間は、いつ、何分間?、場所は会議室?客先?立ち話?ゲリラ的に捕まえて話す?といったところです。

会議室ならパワーポイントが使えますが、立ち話なら、紙切れ2,3枚程度。小さいモノであれば、実物を見せる、そうでなければデジカメで撮る。

時間が数分ならば、紙に書くのも一目見てわかるような大きな文字と写真や絵だけ、といった風に制限が決まってきますね。

最終的な仕事のカタチがわかれば、準備すべき仕事の量やアウトプットもハッキリしてきます。

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2)目的に達成するまでの発表ストーリーを考える。

目標がわかれば、どのように説明すればいいかのストーリーを作ることが出来ます。

「買ってもらう」というものならば、お客さんのニーズに結びつけた、製品のメリット、買わないデメリットを説明するための、特長などのポイントを並べて説明します。

そうすると、まず知らないといけないのは、お客さんのニーズということになります。

それを調べよう、仮説を作ろう、とういことから始まるわけですね。


社内の説明で「合意してもらう」ならば、「達成されることのイメージ」「必要であること」「今判断すべきであること」「応分の負担があること」「負担の量はどのくらいか」などの情報を伝えます。

カンタンに言えば、「協力してもらいたい内容、そのときに相手が得られるものと負担」が相手にわかればよいわけです。

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