思わず読んでしまう、文章術 | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

思わず読んでしまう、文章術

こんにちは、イナミネです。

いまどき、文章力は収入に直結しています!

報告書、メール、ブログ、セールスレター。いまどきのコミュニケーションは文字ですね。

ブログや報告書もそうですが、少しまとまった分量の文章を書くケースは意外に多いものです。

文章を人に読んでもらうには、

1)まず、とにかく関心を惹くこと。

2)つぎに、読者が立ち去ってしまわないように、次を読みたくなるよう関心を引き続けること。


です。

そのために必要なのは、

1)書きたいことの整理と構想

2)それをうまく並べた文章の構成。

3)一文一文のわかりやすい書き方


ということになります。

今回の記事では、構成について考えて見ます。

章は以下の3つから構成されます。

 1.投げかけ

 2.展開

 3.結論


並べるとシンプルですね。


まずは、投げかけから始まります。ここが一番大事です。

なぜなら、人が「お、読んでみようかな」と思わせなければ、2.も3.も無いからです。

読み手と想定している人が、本文を思わず読んでみたくなるタイトル、キャッチコピーですね。

例をあげると、10年ほど前にブレイクしたのは「まだ~はするな!」というやつ。

家を買うように勧めるはずの、建売住宅の家の写真が入った広告の冒頭が

「まだ家は買うな」

なのです。

意外性に、おもわず読み始めてしまいますよね。

単純なフレーズと、背景なので、いくらでも応用できます。

「まだ車は買うな」

「まだ塾はいくな」

「まだ保険は入るな」

「まだ結婚するな」(?)

などなど。(ただし、最近は乱発気味なのと、あくまで意表をつくものなので、おカタい文には向きません。)


ちょっとした論文でも、この目を惹くキャッチは必要です。

一番、だめなのが論文調「イカの筋肉に対する構造的刺激反応への一考察」などというやつ。

やるなら「なぜイカは飛び上がるのか?」ぐらいが面白い。読み手が怒らない程度にセーブしてください(笑)

学術論文だって、つまらないタイトルの論文は人に読んでもらえません。世の中につまらない文章はあふれているのですから。

キャッチコピーの宝庫といえば、「通販生活」です。読んだことありますか?

そのまま使うことは無いでしょうが、一冊ぱらぱらめくるだけでも、アイディアが沸きますよ。


暮しの道具ピカイチ事典〈1996‐97〉 (通販生活の本シリーズ)/通販生活編集部


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