腕、重し。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

腕、重し。

今日、っていうか日付的には昨日のバイトはまずかった。
もう、身体という身体全てが筋肉痛になるのではないかと。

いや、むしろ今日なってくれ。

明後日とかに筋肉痛になったら地下2階ぐらいまでへこむ…。



遊木ですへいへい。
最近作品を完成させていません。
全部途中…早くいろいろやらねーば…!

化け物と言われようが腕は8本欲しいと思う。



つーわけで、某リレー小説のつづきだよん!
みなのもの続け!→《#001》



《#002》

100歩譲っても歓迎はしたくない、という心の内が滲み出る声で、少年は人影を「委員長」と呼んだ。


雷鳴の中のその存在は、長い髪を噴き上げる風に踊らせている。
その髪が蛇であったなら、誰もがメデューサと見間違うほどのオーラを、その人影は放っていた。

しかし、少年にとっては伝説の怪物の方が幾分かましだったかもしれない。


だって、目を見なくても石になれる。
なるほど、奴は伝説の怪物を上回る存在だったのか。

少年の中で、なるほどそれはすごい、という意味もなければなんの役にも立たない結論が導き出されたその直後、「委員長」と呼ばれる人物は爆音と共に地を蹴った。


「でッ!?」

自らの思考に浸っていた少年は、間一髪のところでその〝弾丸〟を避ける。
もちろん、相手は発砲してきたわけではない。
鉛玉なんてものは、今この場において存在していないのだから。


「何故避ける!」


その〝弾丸〟は、憤慨して少年に言い放った。

少年が先ほどまでいた場所の地面には、何か大きなもので引っ掻いたような傷跡がある。
いや、引っ掻くなど生易しいものではないだろう。
地面が陥没している。



その陥没している地面に、じわじわと雨が沁み込んでいった。




--つづく--



aki