フランス東部のアルザス地方にはマンステールという強烈なチーズがあります。
強烈なのは匂いだけで、味はとてもマイルドで食べやすいのですが。
アルザス(コルマール)のクリスマス市。
何とも言えない温かい雰囲気です。
地元ではマンステールとじゃがいもやクミンシード(スパイス)の組み合わせが定番だそうで、
クリスマス市では、大なべにじゃがいもとマンステールをどっさり投入して煮込んだものを売っています。
プレッツェルもマンステールとクミンシードをかけて焼いてありました。
まるごと真空パックに入っていたマンステールを、切り分けてくれるか聞いてみたら、
売り子のお姉さん「悪いけどくさいから開けないで持って帰った方がいい」と断固拒否。
結局、真空パック+2重のビニール袋で包んで持って帰ったのですが
カバンの中いっぱいに匂いが充満してました。
はるばる旅してきたホールのマンステール。
そのままでも美味しいけど、よほどのチーズ好きでないと好まれないかもしれません…。
柔らかくゆでたじゃがいもに、マンステールとニンニク、クミンシードを乗せてグラタンにしてみました。
焼くと独特の香りがいい匂いに変化して、食欲をそそりますー。
チーズが溶けて自然とソースのようになってくれます。
日本ではチーズの専門店でマンステールを取り扱っているようです。