今回のW杯も そろそろ終盤


早々の優勝候補の敗退や アジア勢の健闘


何が起こるかわからない4年に一度のサッカーの大祭典


一味もふた味も違った 今回のW杯


ここ日本では 代表の大健闘で国中を巻き込んでの大フィーバー


自分の国が勝ち進んでいく事でさらに


W杯というものが どんなに楽しく どんなにエキサイティングで


国を背負って戦うということの素晴らしさ 重さというものを


あらためて日本国民みんなが体験できたW杯だったと思う



ただ 国民の盛り上がりに水を差すわけではないけど


浮かれるのはもう終わりにしないといけない


そろそろ現実をみつめていかないと・・・。



人々は 次はベスト8だとかベスト4だって狙える とか言うけど


W杯というのは 1勝するだけでも 本当に本当にもの凄く大変なんだ


正直言って 次のW杯は予選を通過するだけでも厳しい状況が待っている


なぜなら ノーマークだった日本がここまで勝ち進んで


世界が日本に目を向けたから。


どの国も日本と次に戦う時は 注意深く 本気でぶつかってくる


今回のカメルーン戦の時の様にはいかない


各国が日本を警戒して 研究して 本気で挑んでくる


特に本番前のアジア予選はかなり厳しい戦いが待ってるだろう


前大会でイタリアは 次は優勝だと国中が騒いだ


そのイタリアでさえ 1勝もあげられずグループリーグ敗退


日本よりもずっと長いサッカーの歴史の中で ありとあらゆる経験をして 


輝かしいタイトルや悔しい思いを何倍もあじわっているはずの


イングランドも フランスも アルゼンチンも 優勝候補のブラジルも 


今回は結局満足な戦いが出来ないまま消えていった


そういう国の代表たちは 今針の上に居る


メッシは得点を取れなかった という理由だけで


国中の批判の嵐を浴びている


ブラジルも一緒


国民がサッカーを知り尽くしている国では 


負けて帰ればそれが当たり前だ


その代表をつくった協会自体の責任問題にまで発展する


ドーハの後 もの凄い批判 ブーイングを浴びる覚悟で成田に帰って来た


その時 日本の国民はなんて暖かく迎えてくれたことか・・・


正直びっくりした


俺達は感動を与える為に戦ってきた訳じゃない


結果も出せなかった俺達が なぜみんなにありがとうと言われるのか


あの時は本当にわからなかった


W杯に行かれなかった結果に関して もっと非難を受け 


批判の嵐にもまれることを覚悟して帰ってきたからだ


サッカーに関して日本は平和だ


国民がやさしい


僕は間違いなく日本を心から愛しているし感謝もしている


だからこそあえて言わせてもらいたい


それは サッカーを知らない国民がまだまだ殆んど という現実


そろそろ 本気でもう1ランク上を目指すならば


あえて今回はっきりとした問題点に目を向け


よく戦った 感動を貰った と褒める以外に 


冷静にもっと厳しく批判することも必要な段階にきていると思う


あのチーム状況で 選手たちが一つになり必死に挑んだ結果


今回はサッカーの神様は少しだけ日本にほほ笑んでくれた


何が起こるかわからないのがワールドカップ


だから日本がここまで勝ち進めたというもう一つの事実


世界との大きなレベルの差を埋められていないという現実


そこをしっかり見つめなければ 次のレベルに繋がる発展はないと思ってる


日本がもっともっと強くなって欲しいと 心から願っている


そのために勘違いしないように ここで言っておきたかった



もうひとつ気になっている事がある


俊輔が代表引退を宣言しているという


冗談じゃないよ! あきらめるなよ!


36歳で俺はまだバリバリにやってたぜ


経験を無駄にするな


この悔しさを Jリーグでおもいっきり出してぶつかれ!


そうすれば 自然に答えは出てくる


今からそんな事言うなよ!!!



岡ちゃんを始め選手のみんな よくあそこまで戦ってくれた


本当におつかれさんでした!



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