法は国会で作られる | らりあー日記

法は国会で作られる

法律の授業なので、そもそも「法」はどうやって作られるのか、をただいま勉強中。


オーストラリアは民主主義、議会制立憲君主の連邦国家。


すべての法は、国会で作られます。オーストラリアは連邦国家、国会には連邦議会と州議会があります。こっちの州は、日本の県の感覚とはまるで違います。県より、まったく違う国、と考えたほうがいいかも。SA、NSWの州議会は二院制ですが、QLDのみ一院制、大昔に上院(日本の国会でいうと参議院にあたる)を廃止しちゃったそう。


QLDをのぞき、州と連邦は二院制。上院と下院があり、日本の衆・参議院とほぼ同じような働きをしてます。解散だとか、予算は下院が最初とかetc。そりゃそうだ、日本のほうが欧州各国の真似をして議会制度を取り入れたんだから。


さまざまな法について討議する国会。いよいよ投票となったときには、党規則に縛られるのは、日本もオーストラリアも一緒だとか。


ただし、オーストラリアには、党規則に縛られない投票があるんだとか。


例えば、中絶法についての投票など、モラル、倫理に関係する事柄の投票は、個人の意見で投票してよいということになるそう。党が賛成を表明していても、個人として反対であれば、反対票を投じてもいいそう。反対しても、離党しろとはいわれない。日本もこんなシステムあるのかしら??


私の勝手な推測ですが、党規則で縛らない投票システムが存在するのは、個人の自由を重んじるからなんではないかと。


党として中絶法にOKサインを出し、その党規則に縛るのであれば、中絶を禁止する宗教を信仰する人の自由を侵すことになるからかなあ~。だから、倫理、モラルに関わる事柄の投票は、党規則に縛られないものとなるんではないかと。


おもしろいなあ。日本だと、党規則に反すれば離党勧告だったような気がしますが。。


とはいえ、ほとんどの投票では、議員は党のポリシーに従うそう。そりゃそうだ、同じものを目ざして徒党組んでるんだから。


日本は政権交代とあいなりましたが、今後どうなることやら。


オーストラリアの国会運営に注目しつつ、日本もちょっと気になるわ。。