月曜マーケットへ行こう(ジェンネ) | RAKUEN QUES†

月曜マーケットへ行こう(ジェンネ)


RAKUEN QUES†-モプティのターミナル

モプティのターミナル。



バンディアガラを発ち、今度はジェンネへ向かった。ジェンネはサハラ交易の要衝として栄えた古都であり、その旧市街は世界遺産にも登録されているマリ屈指の観光地なのだ。

RAKUEN QUES†-ドナドナ

バスの荷物入れに放り込まれる哀れな羊たち。



バンディアガラからモプティへ出て、そこで大型バスに乗り換え街道沿いのジェンネ・カルフールへ。そこから乗合タクシーでジェンネへと足を伸ばす。ジェンネへは定期市のある月曜日以外はあんまりアクセスがよくないらしく、乗り換え乗り換えで結構時間を喰ってしまった。

RAKUEN QUES†-バニ川

バニ川。



車はバニ川の岸辺で停車した。ジェンネはバニ川に浮かぶ島に建設された都市である。ジェンネへ行くためには渡し船で対岸へ渡る必要があるのだ。マリって概ね道路状況はいいのに、大観光地のジェンネへ渡る橋まではまだ手が回ってないのね。

RAKUEN QUES†-牛の群れ

牧歌的だのう。



対岸から渡し船がやってくるまで時間があるので、車を降りて待つことにする。バニ川はニジェール川の支流で、流れは穏やか。ゆるゆると流れる川沿いは草地になっていて、牛の群れがのんびりと草を食んでいた。

RAKUEN QUES†-渡し船

へっぽこ渡し船でジェンネへ。



川を渡って少し進むと、ようやくジェンネの街へ到着。街の入口で車を降ろされ、徒歩で街の中心部へ。名物の泥で造られた大モスクの姿を拝んだ後、目星をつけていた宿に部屋をとった。


RAKUEN QUES†-大モスク

頻繁に修復されているようでピカピカ。意外とありがたみのない大モスク。



宿は安かったが設備はそれなりであった。まあそれはいいのだが、とてつもない夜の暑さには閉口した。大体どの宿でもベッドには蚊帳が備えられているものだが、あまりにも暑いし、乾季のためか蚊の姿もほとんど見かけないので蚊帳は外してしまう。蚊帳って一見風通しが良さそうなんだけど、全然そんなことないんだよなあ。ということで勇気あるノーガード戦法で熱帯夜と戦うことにする。これでマラリアにでも罹ったらマヌケだけど、この耐え難い暑さの前ではそんなこと言ってられない。


RAKUEN QUES†-泥のモスク02

現在バリバリ修復中。ちょっと残念。



ノーガードの上、扇風機は常にフルパワーで回しながら眠るわけだが、ジェンネの暑さはさらにその上をいっていた。もう暑すぎて全然寝てらんないのだ。あまりの暑さに数時間ごと、下手すると1時間ごとに眼を覚ましてしまう。その都度水浴びしたりするものの、それも焼け石に水。午前5時頃にはもうこれ以上眠れなくなり、のそのそと起き出すはめになるという有様である。


RAKUEN QUES†-早朝学習

大モスクの側で行われていた早朝クルアーン学習。みんな、ビールと豚肉もおいしいよ!



そんな灼熱地獄のジェンネの街は巨大な泥のモスクを中心に古い街並みが広がっている。素朴な造りの建物の間には、迷路のように入り組んだ路地が縦横無尽に走り、露地の真ん中には濁った水路が流れている。そこで飛び回っているのは陽気でフレンドリーな子供たち・・・と言いたいところだが、悲しいかなここジェンネは一大観光地。辻々で徘徊している子供たちの中には、金やプレゼントをせびってくるしつけのなってないガキどもがちらほら。


RAKUEN QUES†-子供たち

元気な子供たち。



大人たちも負けてはいない。こちらが観光客と見るや、頼みもしないのに街の説明を始めたり、しつこく「ガイドはいらんか?」などと言いつつ付きまとってくる。マリでは観光地でない限り、まずこういうことはないので正直ちょっとうっとうしい。なので「お前はガイドか?お前にやる金はない。金が欲しいならついて来るな」とはっきり言うわけだが、するとショボーンとしながらあっさりと引き下がるのがちょっと面白い。ケンカは強そうなのに、精神的には結構打たれ弱いのね。なんかこちらが悪いことしたような気になってしまうわ。


RAKUEN QUES†-女性たち

川で家事をする女性たち。


RAKUEN QUES†-国旗おじさん

頭にマリの国旗をおっ立てた愛国おじさん。もしかしたら憂国おじさんでもあるかもしれない。みんなガン無視です。



ということであんまりジェンネは好きになれなくて特に書くこともあんまりないので、後は写真主体でアップしまする。


RAKUEN QUES†-月曜の早朝

定期市が立つ月曜日。朝5時だか6時ぐらいの大モスク前。皆さままだ準備中であります。


RAKUEN QUES†-早朝02

方々から人が集まってくる。これはまだまだ序の口である。


RAKUEN QUES†-コーラナッツ

コーラナッツと呼ばれる果物(?)。パッサパサで甘味もなく、恐ろしくマズイ・・・。


RAKUEN QUES†-月曜マーケット

人々や商品を運んだ車が次々と訪れ、賑わいを増してくる。それと同時に気温もグングン上がっていく・・・。


RAKUEN QUES†-賑わい

マーケットの主役は女性たち。カラフルな衣装が目をひく。まわりには素っ裸の子供たちが。


よく見かける商品はなまずなどの淡水魚を干したもの。その他野菜や果物、日用雑貨など色々売られとります。マーケットを歩いているとそれらが入り混じった匂いが鼻を突いてくるんだけど、たまに納豆臭が襲ってきます。


RAKUEN QUES†-屋台のおばちゃん

屋台のおばさん。おかずを掬う時、フタを頭の上に乗せるんだけど、煮汁が頭につかないのかちょっと心配になった。



ジェンネの街自体はあんまり好きになれなかったが、月曜マーケットはまあ見る価値はあるな。

ほいじゃ、また。



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