一応、首都(ヌアクショット) | RAKUEN QUES†

一応、首都(ヌアクショット)


RAKUEN QUES†-荒野

シンゲッティ付近の荒野。



なんともパッとしないシンゲッティからアタールへ戻り、すぐさまヌアクショット行きの車に乗り換えた。さてさて、さっさと大都市へ行ってアーバンライフを楽しむかね。

RAKUEN QUES†-渓谷を越えて

渓谷を越えてアタールへ戻る。



ヌアクショット行きの車はメルセデスの乗用車。日本だったら運転手を含めてせいぜい5人しか乗らないが、ここはアフリカ。助手席に2人、後部座席に4人と、きっちり詰め込みます。こんなのアフリカの移動では序の口の部類に入るわけだが、窓を閉めれば蒸し風呂、窓を開ければドライヤーのような熱風を浴びせられ、地味に辛いっす。道は完全舗装でばっちりなものの、やっぱりアフリカに楽な移動はないのね。

RAKUEN QUES†-街道沿いの街

街道沿いの街。砂とゴミしかないです。



7時間後ヌアクショットへ到着。中心部から離れた訳のわからんところで降ろされたので、中心部までタクシーを使うことにする。しかしモーリタニアのタクシーの運ちゃんはあんまり通りの名前を知らないんだろうか。頼んだ場所に着くまで、こっちをウロウロ、あっちをウロウロ、予想外に時間がかかった。

RAKUEN QUES†-一国の首都

一応、一国の首都です。



そんな経緯があったので、危惧した通りベルベル人の運ちゃんは当初約束していた金額の2倍を要求してきやがった。



「400UMって言ったじゃん」
「4×200UMって言ったんだよっ!」



なんだよ、その見え透いたアクロバティックなウソは。



「ウソ言うなよ!だったらフツーに800UMって言えよな!」



なんてくだらないやりとりをしていると、どこからともなく黒人のおじさんが現れて仲裁に入った。こういう場合、言葉がよく通じる現地人の言いなりになって、「じゃあ間をとって600UM払いなさい」みたいな結果になりがちだが、このおっさんは違った。というか運ちゃんのウソが胡散臭すぎたんだろう。おっさんは「オレは彼の味方だ!」と心強いことを言ってくれる。おかげで時間はかかったものの無事当初の金額通りで決着した。ありがたや、ありがたや。

RAKUEN QUES†-グランドモスク

サウジアラビアの援助でできたグランドモスク。



ヌアクショット一発目のタクシーからちょっとトラブってしまったが、その後何度もタクシーに乗ったもののこういうことは全然なく、ちょいボリが少しあっただけだった。ヌアクショットのタクシーの運ちゃんは概ね善良と言って差し支えないだろう。

RAKUEN QUES†-精一杯

この程度のビルが精一杯なヌアクショットの街並み。



そう、この街はモーリタニアの首都とはいえ、ヌアディブに毛が生えた程度のさえない街なのだ。市場のあたりはそれなりにゴッチャリしていて活気があるものの、大方は「これが一国の首都かよ?」ってな感じのしょんぼり具合である。よって基本的に住民は素朴で善良。重い荷物を背負って歩いていれば、「どこへ行くんだい?」と客引きではないフツーの人が気にかけてくれる。・・・んだけど、たぶんヌアクショットで最初に声をかけてくるのは両替商。中心部を歩いていると次から次へと両替商が声をかけてきて、正直辟易する。お前らそんなにドルやユーロが欲しいのか?

RAKUEN QUES†-路上市場

市場の外にも露店がひしめいていた。



大したことない街のような書き方をしたが、しかしヌアクショットは腐っても一国の首都。ネットの回線速度はまずまずだし、後から考えれば大事なことなのだが電力事情や水道もバッチリなのだ。酒がご法度なこの国で最強のカタルシスをもたらしてくれるキンキンに冷えたコーラも簡単に手に入る。

RAKUEN QUES†-携帯屋

小さな市場全体が携帯屋だらけだったりする。皆貧乏そうなのに(失礼)誰でも携帯は持ってる。私、携帯持ってないんすけどね・・・。



コーラといえば最近飲み過ぎでちょっとヤバい。ヌアクショットに到着した時なんかは、クソ暑い中宿探しに時間がかかったこともあり、角を曲がる度に商店でコーラを一気飲み。3軒程はしごしてしまった。アメリカの肥満児のような見事な飲みっぷりだ。この時は我ながらどうかしてたな。結局この日は合計2リットル以上のコーラを飲んでしまったが、途中からライトに切り替えたので健康的にはギリギリ問題ないだろう。

RAKUEN QUES†-港

ヌアクショット最大の見所の港。



大して見るものもないこの街でおススメなのが港。生臭い魚が並ぶ活気に満ちた市場と、ヌアクショット市民で賑わうビーチがある。暇つぶしするには持ってこいの場所だ。乗合タクシーで片道100円しないぐらいで行けるので、ヌアクショットへ行った際はここへ遊びに行くといいだろう。というか、ここぐらいしか面白い場所はないんだけど。

RAKUEN QUES†-魚市場

あんまり新鮮じゃないのかなあ?結構生臭い魚市場。

RAKUEN QUES†-でかい魚

でっかい魚もありんす。鯛や鯖、太刀魚なんかもありますた。

RAKUEN QUES†-浜辺

ヌアクショット市民が憩う浜辺。

RAKUEN QUES†-漁船

カラフルな色彩の漁船。

RAKUEN QUES†-子供たち

浜辺で遊ぶ子供たち。



次回は希望街道を突っ走って、終点のネマへ。そこからワラッタというシンゲッティとともに世界遺産に登録されている古い街を見に行く予定。
ほいじゃ、また。



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旅行情報2010年5月


★マリビザ
マリ大使館の場所はどのタクシー運ちゃんも知っている(たぶん)。1ヶ月シングルビザが6500UM。要写真2枚とパスポートコピー。午前申請の午後受領だった。申請書はフランス語表記のみだがなんとかなる。


★宿
ロンプラに乗っているオーベルジュ・メナタは部屋がフルでテント2000UMしかなかったのでパス。たぶん電源ないし。なのでそのへんの人に教えてもらったオーベルジュ・デ・ノマデに泊まった。シャルル・ド・ゴール通りからレストランが並ぶRUE ALIOUNEに入って最初の通りを左折。左手にある宿。ベッドしかない殺風景な部屋だが効きがボチボチなエアコンがついて4000UM。共同トイレと水シャワーは清潔で悪くない宿だった。近くに食堂が多いし、シャルル・ド・ゴール通りを右折してちょっと行った先右手にあるネット屋が回線速度良好でWI-FIが使えるのも嬉しいっす。


★ATM
グランドモスクからモスク西側の通りを南へ。交差点を過ぎて右手にあるAL KHAIMA CITY CENTER内に(たぶん)この国唯一のATMがある。降ろせるのはUMのみだが、問題なく使えました。