冬支度とガラクタ市場(テッサロニキ→ソフィア) | RAKUEN QUES†

冬支度とガラクタ市場(テッサロニキ→ソフィア)


RAKUEN QUES†-クリスマス

テッサロニキのクリスマスツリー。そういえばギリシャのクリスマスは1月7日だったな。



ウラノポリからまたテッサロニキへ戻って、そこで1泊(ギロスとビールうまし)。翌日早朝発の列車でブルガリアのソフィアへ向かった。


RAKUEN QUES†-国境

ギリシャとブルガリアの国境。



トルコからギリシャへの列車もそうだったけど、きれいな列車だな~。なんの不満もないっすわ。ソフィアまで約6時間かかるけど、昨夜はグルジアで出会ったアニオタパッカーから仕入れたアニメに夢中になってしまい(グレンラガン面白いっす)、3時間しか寝てないのでただただグースカ寝るのみである。


RAKUEN QUES†-ソフィア駅

ソフィアの中央駅。



車窓からの風景も完全スルーでほとんど寝て過ごし、昼過ぎにブルガリアの首都ソフィアへ到着。やたらと声をかけてくる客引きの男どもを蹴散らし、8年ぶりにソフィアの街へ降り立った。


駅前のトラムで宿の近くまで行こうと思ったのだが、なぜか反対車線のトラムはじゃんじゃん来るくせに、私が乗りたい方向のトラムはなぜか来ない。30分ぐらい待ったのに、全然来ない。どうゆうこと?


RAKUEN QUES†-中心街

このへんはロシアっぽい建物っすね。



仕方がないので宿まで歩いていくことにする。10分ぐらい歩くと中心部の繁華街にさしかかった。あ、なんか見覚えあるわ、このへん。あれバーニャ・バシ・モスクだったよな、確か。そんで向かいに市場があったんだよな~。うんうん、結構覚えているもんだな。


RAKUEN QUES†-バーニャ・バシ・モスク

バーニャ・バシ・モスク。オスマン帝国支配のなごり。



しかし暑いな~。コートを着て歩いていると、たちまち汗びっしょりになってしまう。トルコ、ギリシャとここんところずっと暖かいな~。ネットで調べた平均気温だともっと寒いはずなんだけど。今年は暖冬なのかな?しかしこんな汗みどろ状態じゃブルガリア娘との淡いロマンス(BOYS BE...的な)なんて期待できやしないぞ。あ~、どっかに8×4とか売ってないかな~。


RAKUEN QUES†-屋内市場

バーニャ・バシ・モスク向かいにある屋内市場。



ソフィアの宿はホステル・モステルっていうhostelbookers とかHOSTELWORLD で大人気の宿に決めた。泊まってみて納得。高評価も頷ける設備、サービスであった。部屋や水まわりは清潔なのはもちろんのこと、ネットは当然として、朝食と夕食までついている。それで1泊10€。なかなかお値打ちだと思う。ただ人気宿の宿命なんだけど、毛唐西洋人が多いんで夜は喧しい。深夜や朝方、床やベッドをギシギシ鳴らせてうるさいったらありゃしない。なんであいつらあんなに夜遊びが好きなのかねぇ?


RAKUEN QUES†-惣菜屋

屋内市場にある惣菜屋がめちゃくちゃうまそうだった。しかしたった2日の滞在、かつ朝食・夕食付きの宿に泊まっている身には、試す機会がなかった・・・。



さて久しぶりのソフィアであるが、相変わらず旧共産圏のアカ臭さ丸出しだ。トラムにトロリーバス、ボックス型キオスクなどの旧共産圏必須アイテムは当然完備。そして経済がダメな国の一典型って感じで、カジノと両替屋がたくさんある。物乞いも結構多い。


RAKUEN QUES†-市場


「SEX SHOP(ど直球だな)」っていう大人のおもちゃ屋みたいな店と思われるものもよく見かけた。宿にあった情報ノートによると、置屋も結構あるらしい。好きモノにはたまらない街かもしれないな。でも個人的には、エッチなのはいけないと思います!


そういえばギリシャもそうだったんだが、たまに褐色の肌で正直小汚い(失礼)格好をした連中がいるんだけど、あれってロマ(ジプシー)かな?ちょっと気になった。


RAKUEN QUES†-服屋街

ソフィアの古着屋街。近くにはワインの計り売りもあった。長居するんだったら、試してみたい。



そんなソフィアで何をやったかというと、まず冬着を買いにいった。ソフィアには安い古着屋や洋服屋がたくさんあるのだ。ただこれだけ暖かいと、あんまり切迫感がないんだよなあ。でも今後安く色々服が選べる場所があるか定かではないので、ここでマフラーやセーター、手袋、ももひきなどを購入しておく。おっし、これで-20℃くらいまでだったら大丈夫だろ。たぶん。


RAKUEN QUES†-土鍋屋

ブルガリア料理で大活躍の土鍋くんたち。



ショッピングを終えたら、待ってましたとばかりに中華料理屋でランチ。ソフィアには昔から中華料理屋がたくさんあったんで、ここに来たら是非中華をガッツリ喰おうと決めていたのだ。ということで古着屋近くの中華料理屋に行ってみた。定食が500円弱ぐらいだったかな。えっ?高い?いやいやいや・・・、量がすごいんですのよ?定食がテーブルに運ばれてきた時、その文字通り山のようなてんこもり具合に思わず目をみはってしまった。一瞬ジョークかドッキリかと思った。マジで。たぶん日本の中華料理屋で出てくるおかずの3倍ぐらいの量だった。当然喰いきれるわけもなく、残りはテイクアウェイである。


RAKUEN QUES†-アレクサンダル・ネフスキー寺院

巨大で壮麗なアレクサンダル・ネフスキー寺院。


RAKUEN QUES†-モザイク画

中は撮影禁止なので、外にあったモザイク画をご堪能あれ。



重い腹を抱えて繁華街を通り過ぎて、次に行ったのがソフィアのお気に入りスポットのアレクサンダル・ネフスキー寺院だ。この寺院も精緻なモザイク画やフレスコ画(食傷気味・・・)があって見応え充分なんだけど、お目当てはその門前にあるガラクタ市場である。


RAKUEN QUES†-ガラクタ市場

アレクサンダル・ネフスキー寺院前のガラクタ市場。ヘンテコなモノが大盛つゆだく状態。



このガラクタ市場、昔と品揃えはほとんど変わってなかった。目玉商品はやっぱりナチ・グッズ!なんでこんなにあるのかよくわからんが、ハーケンクロイツが刻印された懐中時計や水筒、ガスマスク、バッジ、書籍、そして総統閣下の肖像などバラエティ豊かなラインナップである。どこから持ってきたんだろう?ここ以外でこんなの売っているところは知らないけど、他にもあるんだろうか?ともかくドイツとかフランスでこんなの持ってるのがバレたら、冗談抜きで逮捕されます。皆さまお買い上げの際はご注意ください。


RAKUEN QUES†-ナチ・ヘルメット

おいおいおい・・・。


RAKUEN QUES†-ラインナップ

レーニンやスターリンと一緒に並ぶかわいらしいお人形さんたち。


RAKUEN QUES†-カメラ

掘り出し物とかあるかな?



他にもレーニンやスターリングッズ、共産党支配時代のグッズ(このへんは旧共産圏でよく売っている)や、カメラやタイプライター、ミシンなどのアンティークも豊富にある。それと一緒に納屋から引っ張り出されてきたようなガラクタも並べられていて、露店に並ぶ品々はちょっとしたカオス状態である。旧共産圏に数あるガラクタ市場の中でも、ここは屈指の面白さじゃないかな。


RAKUEN QUES†-イコン

門前市らしく、イコンもたくさんあった。


RAKUEN QUES†-世紀末救世主伝説

なんぞこれ?世紀末救世主伝説でしか見たことないぞ、こんなの。



これにてソフィアは、というかブルガリアは終わり。当初はリラの僧院へ行こうと思ってたんだけど、ツアーの人数が集まらず断念。ちょっと残念だけど、前に一度行ったことがあるのでまあいいっす。ということで次回はマケドニアからお送りします。
ほいじゃ、また。



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