関東にしか無いのかもしれんが予備校に「みすず学苑」というのがある。

キャッチコピーは「怒涛の英語力」だ。


よく考えると「怒涛」という言葉と「英語力」ともイマイチしっくりこなくて変な日本語だ。


しかしこの予備校のもっと変なところはビジュアルの宣材だ。


電車の中吊りなどでご覧になった人もいるのではないだろうか。


明らかに予備校の講師陣とおぼしき連中が奇妙な「歴史上の人物コスプレ」を繰り広げている。


英語が売りなのに歴史上の人物を並べる意味もまったく不明だ。


現在のラインナップは「ヤマトタケル」「ラファエロ」「ミケランジェロ」「ダーウィン」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」そして「ネアンデルタール人」「クロマニヨン人」「北京原人」…なぜか「縄文太郎」という絶対に実在しえないキャラもいる。


そもそも歴史上の偉人としてヤマトタケルを挙げるのもどうかと思うが、どうもみすず学苑はよほどヤマトタケルが好きなのか、ポスターをリニューアルしてキャラを入れ替えても(そう、このシリーズ実は結構長く続いているのだ)ヤマトタケルと縄文太郎だけは必ず出ている。

主役は常にヤマトタケル。おそらく学苑きっての美形(?)講師なのだろう。

縄文太郎の方は腰ミノ姿で牛乳瓶の底みたいなメガネをしている。
実在の人物ではないんだからどんな格好してても構わないが、それにしても見識を疑わざるを得ない。

最悪なのは北京原人で、頭には中華風の帽子をかぶり、手にラーメンどんぶりを持っている。




「原人」なのに。


ここ、まさか歴史教えてねえだろうな。