怒りについて ここでは
身近な人や環境(家族・親戚・近所・PTA・職場ets・・・)
での怒りについて考えますね
ゴードン博士も怒りを考えたきっかけは
「どうしてお母さん達は怒ってしまうのだろう?」
ということでした
そして 『怒りは二次的感情』
怒りは 前に何かの感情(一次的)を経験して、その結果
親の中から生まれてくる二次的感情ではないかと分析されています。
例えば・・・・
夜遅く帰ってきた高校生の娘に
「何やってるんだ!こんな遅くまで!」ではなく
本当の心は・・・・不安・心配・恐れ
ならば
「あ~よかった無事で・・・心配してたんだぞ!」
これは配偶者に対してもいっしょ
「どうして電話ぐらい入れらないの、無神経な人!」
ではないですよね~正直に伝えます。
私なんか寝てしまうけどね~
よその家で子どもが行儀よく出来ない時
「お行儀よくしなさい!」 ではなく
本当の心は・・・・
自分の評価が下がるのではないかという恐れ
ならば
「お母さん、ダメお母さんと思われるのではないかと思って悲しくなっちゃった」
恥ずかしがらずに 率直に伝えるのです。
どうして 最初に発した言葉ではいけないのでしょう
もう一度 怒りのメッセージを伝えるときの言葉を振り返ります。
「何やってるんだ!こんな遅くまで!」
「どうして電話ぐらい入れらないの、無神経な人!」
「お行儀よくしなさい!」
このセリフ 相手に向けられていますよね。
「私は怒っている」は
「あなたに怒っている」ないしは「あなたが私を怒らせた」
というように
“あなた”が主語の「あなたメッセージ」になっています。
自分ではそういうつもりではなくても
「怒り」の感情は、一般的に敵意や非難に満ち、
批判的な「あなたメッセージ」と見られやすい そして
攻撃されたと感じると 人は防衛的に反応しがちになります。
言い直した言葉は
「あ~よかった無事で・・・心配してたんだぞ!」
「お母さん、ダメお母さんと思われるのではないかと思って悲しくなっちゃった」
と 私の感情を正直に率直に伝える「わたしメッセージ」になっています。
怒りの前にある一次的な感情は
恐れ・悲しみ・不安・落胆・後悔・苦痛・拒絶・困惑・嫉妬ets
あげるときりがないくらい・・・・
これらの感情がはっきり伝えられるかどうかは
自分の感情を正確につかみ「わたしメッセージ」で表現できるかどうかです。
なかなか難しいですよね~
だから 訓練なんですよね~
講座では 体験学習のように学んでいきます。
よかったら 5月から開講しますので考えておいて下さいね~
他にも全国で講座
は開かれているのでお近くにどうぞ
ちなみに 今回の内容は下記の本参考にしています。
親業P122
理由ある反抗P145
自分らしく生きるための人間関係講座P116
ゴードン博士の人間関係をよくする本P116