GF14・2日目・ももクロ部分のみ
<長文警報発令中>
すっかり時間が立って今更感満載ですが、
GIRL'S FACTORY 14におけるももクロのパフォーマンス、しかも2日目に注目して書いておきたいと思います。
てかここ数日しゃちほこの事書きすぎだ
GF14の2日目、この日のももクロはスタダ以外のアーティストとは全てコラボ。
ほぼももクロファクトリーの様相を呈したステージでした。
赤い風船はフジテレビNEXTでは放送出来なかったので見られませんでしたが、
アーバンギャルドとの「労働讃歌」、ねごととの「CONTRADICTION」コラボは見ることができました。
個人的にはアーバンギャルドのネガティブだけどどこかコミカルな世界観が気に入り、
コラボ以外の部分もかなり楽しませてもらいました。

それとももクロというポジティブなエネルギーが合わさってあら不思議。
反発どころか見事に溶け合ってかなり面白いコラボになってました。
メガホンもってのラップパートとか凄くかっこ良かったですね。
これももクロも自分達のライブでやればいのに
ねごとはコントラと、いかにもモノノフが好みそうな選曲。

バンド演奏との相性がいいのは女祭り2012で証明済みだし、
春の一大事2012初日最初の衣装が久々に見られたのは良かったです
ただ私は、この2つの演奏を聴いて一抹の不安を抱いてしまいました。
この前にチームしゃちほこが、本人達が1時間のガッツリライブの力を3曲に凝縮したと言うくらい、
凄まじい熱量のパフォーマンスを披露したばかり。
それにしてはこの2つのコラボ、ももクロの熱はいつもより低い。
決して手抜きとかではないんだけど、コラボなので相手を立ててる部分もあるし、
インターバルも短いのでしっかりとした発声練習とかは出来てないのでしょう。
果たして自分達の出番ではどの様なパフォーマンスになるのか
期待と不安が入り混じるのでした。
妹分のエビ中の出番が終わると、
突然チームしゃちほこの伊藤千由李ちゃんが登場。
ひなたちゃんとアレをやると言い出す。
もちろんアレとは「永遠のトリニティー」で、緑のペンラをみんなが振ってお出迎えする事に。
こんなんやったら杏果出づらくなるじゃないかと思ったら、
案の定2回目の呼びかけでやっと登場。

何かカクカク動いてる

綺麗な側転2発からの~

弾丸ジャッキーw
照れ隠しだったのかは謎ですが、こんなぶっこみしてくるとは最近の杏果は弾けてます
そこからスタダ歌姫3人衆による永遠のトリニティ。

実は私、「俺の藤井」での永遠のトリニティ、
確かに格好いいと思いましたが、杏果個人のパフォーマンス評価はあまり高くなかったりします。
なぜならこの時の杏果はセンターの重圧によって泣いてしまうほど緊張、
そのせいかガチガチに力が入ってしまい、高音域の伸びが今ひとつでした。
曲とダンスは本当に格好良かったのですが、杏果本来の歌とはいえなかった。
むしろ杏果以外の2人のポテンシャルの高さに驚いた覚えがあります。
しかしこの日の杏果の歌は違った。
桃神祭以来、積極的に前に出ることを恐れなくなった彼女は、
堂々とてんかすトリオのセンターに君臨していました。
歌も上手く力が抜けていて、最高音域のファルセットも綺麗に、
それでいて力強く音を飛ばせていたと思います。
本当に素晴らしいパフォーマンスでした
ただ残念だったのは、ひなたちゃんはエビ中としての全力パフォーマンス後で消耗していて、
千由李ちゃんは喉の調子を崩していたみたいでベストとはいえなかった。
そしてあのゴスロリ風の青い衣装の完全版が見たかったな~と、ちょっと贅沢な事を思いました

最後は「あいあむ せんたー いんじす るーむ!… あ、ぐるーぷ!(`・Θ・´)」と謎のブッコミで締めw
最近の杏果の確変は留まることを知りませんね
てんかすトリオの後はいよいよももいろクローバーZの登場。
先ほどの懸念でどうなることかと見守っていましたが、

ピンキージョーンズのイントロが流れた瞬間、そんな物は吹っ飛びました
怪盗、ピンキー、ミライボウルのメジャーデビューからの3曲は、
振り付けとアクロバットが激しく特に体力を消耗する攻め曲。
それを最初にぶち込んできた意味はただひとつ。
この子達、ヤる気だ
妹分達の猛追を、全身全霊で叩き潰すつもりだと把握。
一気に会場はヒートアップし、私も熱にやられテレビの前で全力振りコピしてましたw
ただ、玉様とあーりんの喉が今ひとつ、夏菜子もあまり良くはないと感じました。
りんりんコンビはやはり声質が変わってきてから、苦戦しているのを感じますね。
特に玉様はハスキーボイスになりつつあり、かなり難しい時期ですが乗り越えて欲しい所です。
ちなみに夏菜子は基本的にどんなに調子が悪くても、
決めるべき時にピシっと決めてしまう神秘のパワーを持っているので、
こういう時でも妙な安心感があったりします。

ピンキー、ワニシャン、サラバ、泣いてもいいんだよとハイスパートで4曲。
しょっぱなからハードな曲の連続で正直大丈夫かと思ってしまうレベル。
しかし逆に喉も温まって来たのか、彼女達の調子は上がっていく。
特にあーりんは段々と喉のかすれが戻ってきました。

そしてこの日のあーりんは、ビジュアルがとても良かった
この日はダンスや表情が、いつもよりさらにセクシーでかっこ良く感じました。
調子悪いなら悪いなりに、上手く魅せる工夫も細かにしていて流石だなと思いましたね~。
自己紹介とちょっとしたMCを挟んで、新曲「MOON PRIDE」へ。

この日初めて生バンド演奏での披露ということで、
ガイドの被せもないから、やはりハモり部分で上手く行かなかった所が多々あり。
インターバルがあったとは言え自己紹介したし、時間的に短かったし、
呼吸を整えないと音程というのは安定しませんから、かなり厳しいチャレンジだったと思います
ラストのハモリは悪くは無かったですが、今後改善していくべき点です。
そこからモーレツ、黒週、ココ☆ナツと、4曲連続。
ここで注目すべきは黒週からココナツの繋ぎがアレンジされて、連続した曲になっていた事。
ももクロ史上最も技巧的なムンプラ、振り付けがハードなモーレツ、歌うだけでもハードな7分曲の黒週、
そこから全く休みなしでココナツへ突入ですから、まさに鬼セトリです。
しかもムンプラよりも慣れ親しんだ後ろ3曲になるにつれ、光輝くだからこの子達は凄いですね
それから桃神祭と同じく、ココナツの大サビでのインターバルは今回も健在w
こういったバンドアレンジだからこその楽しみを、妹分達も感じ取れていたら良いですね
4曲終わってMCパート、夏菜子は曲紹介が完全に飛んで爆笑を誘うw
しかしそれは全員汗だく、息も切れ切れ、メンバー全員満身創痍だった証拠だと思います。
それでいてキラッキラの笑顔で煽り入れられるんだから素敵です
ここからはいよいよラストスパート
しかし彼女達は怪盗少女、チャイマと攻めの姿勢を崩さない。
まるで体中のカロリーを燃焼し切る勢い
しかしチャイマックスに入ってから、私は異変を感じました。
杏果のスタミナが完全に切れてる…
2番のソロは歌い切るのがギリギリだし、間奏のドリフではいつもより足が上がってない、
それどころか一瞬胸を抑えて苦痛に顔を歪めていた。
決して彼女はコンディションが悪かったわけではない。
むしろ桃神祭のパンフレットのインタビューでは、
去年の日産で息切れしたのを反省していることを語り、
体力アップに務めた結果、桃神祭での彼女は抜群の安定性を発揮し、その後も維持されていた。
しかしこの日の杏果は他のメンバーとは違い、1曲多く歌っている。
その曲が「永遠のトリニティ」
ゆみ先生曰く、ももくろ史上最もダンスの難しい曲。
歌も非常に難度が高く、大サビで杏果は最高音域まで絶唱しなければならない。
しかも彼女が歌う前に「今日はこれの為だけに来た」と言っていたように、
並々ならぬ気合を入れて歌い上げていた。
そのため杏果は他のメンバーよりも大幅に体力を消耗していたのでしょう。
書きながら改めてこの日のチャイマを見ていますが、
ボロボロになっても笑顔でやり切る杏果を見ていると、涙を抑えることができません
そしてこの日最後の曲、「灰とダイヤモンド」へ。
実は私、この曲がセトリに絶対に入ると予測はしていました。
なぜならこの日は妹分グループとの共演、
彼女達は既にももクロの熱や全力と言った部分は受け継いでる。
しかしまだまだ、パフォーマンス面で得られていない部分はある。
それを見せるのには、この「灰とダイヤモンド」というバラードは最適な曲。
だからセットリストの何処かに、必ず入れてくるだろうなと感じていました。
しかし、まさかラスト1曲に持ってくるとは思わなかった。
ただ、ももクロの今の実力ならそれが出来ると判断したのでしょう。
後輩たちに背中を見せるという意味でも、
しっとりとしたバラードで締めるという選択はベストです。
ただひとつ、杏果が燃え尽きているというイレギュラーを除けば…。
この日の灰とダイヤモンドで、杏果は久々に曲中で泣きました。

それについて「感極まって泣いた」「いや悔しかったからだ」と言った論争が少し起こりました。
色々な意見はあると思いますが、私はやはり悔しかったんだと感じました。
既にこの曲のCメロあたりでかなりキツそうだったし、
彼女の見せ場である「砂にまかれても」では表情を歪め、完全に音を外しました。
先ほど書いたこの歌をこのタイミングで歌うことの意味を、彼女は理解していたはず。
なのでこの曲最大の見せ場を自分が受け持っている、その責任の重さを自覚していた事でしょう。
そしてトリニティの時に冗談でも「この為だけに来た」と言ってしまった慢心。
結果的にペース配分を間違え、最後まで体力が保たないというミスをおかしてしまった。
誰よりも真面目でプロ意識の高い彼女の事です、自責の念を持ったのは間違いないはず。
悔しさや恥ずかしさ、色々な気持ちが入り混じって、
最近はコントロールできていた感情を、久々に抑えられなかったのだと思います。
だからと言って私はこの日の杏果を責めるつもりはありません。
この日のセットリストは、明らかに今までにない程のオーバーワークでした。
杏果に限らず、メンバー全員が満身創痍で闘っていた。
無茶苦茶なセットリストでしたが、後輩たちに道を示すという意味でやるべき内容でしたし、
彼女達もその覚悟があったから挑戦したのでしょう。
彼女達がベストを尽くした結果なのですから、
反省はすることはあっても、恥じることはないと思います。
私は最近のベストアクトは桃神祭1日目のパフォーマンスだと思っていますが、
魂が揺さぶられる程の熱、気持ちの入ったライブは今回のGF14の2日目だったと言い切れます。
その証拠に私は、TV中継が終わった瞬間に速攻で着替えて、
新宿で行われる感想戦に急いで駆けつけました

それくらい興奮の高まりを抑えられ無かったライブだったのです。
この日の私は妹分グループの凄さに圧倒されましたが、
その上を更に行くももクロの凄さに、改めて惚れなおしたのでした
さてGF14については以上です。
他にもちょっとした苦言とか、高さんの凄さとかも書きたかったのですが、
更に長くなりすぎて纏まりそうもないのでカット
いつか機会があったら書きたいと思います。

すっかり時間が立って今更感満載ですが、
GIRL'S FACTORY 14におけるももクロのパフォーマンス、しかも2日目に注目して書いておきたいと思います。
てかここ数日しゃちほこの事書きすぎだ

GF14の2日目、この日のももクロはスタダ以外のアーティストとは全てコラボ。
ほぼももクロファクトリーの様相を呈したステージでした。
赤い風船はフジテレビNEXTでは放送出来なかったので見られませんでしたが、
アーバンギャルドとの「労働讃歌」、ねごととの「CONTRADICTION」コラボは見ることができました。
個人的にはアーバンギャルドのネガティブだけどどこかコミカルな世界観が気に入り、
コラボ以外の部分もかなり楽しませてもらいました。

それとももクロというポジティブなエネルギーが合わさってあら不思議。
反発どころか見事に溶け合ってかなり面白いコラボになってました。
メガホンもってのラップパートとか凄くかっこ良かったですね。
これももクロも自分達のライブでやればいのに

ねごとはコントラと、いかにもモノノフが好みそうな選曲。

バンド演奏との相性がいいのは女祭り2012で証明済みだし、
春の一大事2012初日最初の衣装が久々に見られたのは良かったです

ただ私は、この2つの演奏を聴いて一抹の不安を抱いてしまいました。
この前にチームしゃちほこが、本人達が1時間のガッツリライブの力を3曲に凝縮したと言うくらい、
凄まじい熱量のパフォーマンスを披露したばかり。
それにしてはこの2つのコラボ、ももクロの熱はいつもより低い。
決して手抜きとかではないんだけど、コラボなので相手を立ててる部分もあるし、
インターバルも短いのでしっかりとした発声練習とかは出来てないのでしょう。
果たして自分達の出番ではどの様なパフォーマンスになるのか

期待と不安が入り混じるのでした。
妹分のエビ中の出番が終わると、
突然チームしゃちほこの伊藤千由李ちゃんが登場。
ひなたちゃんとアレをやると言い出す。
もちろんアレとは「永遠のトリニティー」で、緑のペンラをみんなが振ってお出迎えする事に。
こんなんやったら杏果出づらくなるじゃないかと思ったら、
案の定2回目の呼びかけでやっと登場。

何かカクカク動いてる

綺麗な側転2発からの~

弾丸ジャッキーw
照れ隠しだったのかは謎ですが、こんなぶっこみしてくるとは最近の杏果は弾けてます

そこからスタダ歌姫3人衆による永遠のトリニティ。

実は私、「俺の藤井」での永遠のトリニティ、
確かに格好いいと思いましたが、杏果個人のパフォーマンス評価はあまり高くなかったりします。
なぜならこの時の杏果はセンターの重圧によって泣いてしまうほど緊張、
そのせいかガチガチに力が入ってしまい、高音域の伸びが今ひとつでした。
曲とダンスは本当に格好良かったのですが、杏果本来の歌とはいえなかった。
むしろ杏果以外の2人のポテンシャルの高さに驚いた覚えがあります。
しかしこの日の杏果の歌は違った。
桃神祭以来、積極的に前に出ることを恐れなくなった彼女は、
堂々とてんかすトリオのセンターに君臨していました。
歌も上手く力が抜けていて、最高音域のファルセットも綺麗に、
それでいて力強く音を飛ばせていたと思います。
本当に素晴らしいパフォーマンスでした

ただ残念だったのは、ひなたちゃんはエビ中としての全力パフォーマンス後で消耗していて、
千由李ちゃんは喉の調子を崩していたみたいでベストとはいえなかった。
そしてあのゴスロリ風の青い衣装の完全版が見たかったな~と、ちょっと贅沢な事を思いました


最後は「あいあむ せんたー いんじす るーむ!… あ、ぐるーぷ!(`・Θ・´)」と謎のブッコミで締めw
最近の杏果の確変は留まることを知りませんね

てんかすトリオの後はいよいよももいろクローバーZの登場。
先ほどの懸念でどうなることかと見守っていましたが、

ピンキージョーンズのイントロが流れた瞬間、そんな物は吹っ飛びました

怪盗、ピンキー、ミライボウルのメジャーデビューからの3曲は、
振り付けとアクロバットが激しく特に体力を消耗する攻め曲。
それを最初にぶち込んできた意味はただひとつ。
この子達、ヤる気だ

妹分達の猛追を、全身全霊で叩き潰すつもりだと把握。
一気に会場はヒートアップし、私も熱にやられテレビの前で全力振りコピしてましたw
ただ、玉様とあーりんの喉が今ひとつ、夏菜子もあまり良くはないと感じました。
りんりんコンビはやはり声質が変わってきてから、苦戦しているのを感じますね。
特に玉様はハスキーボイスになりつつあり、かなり難しい時期ですが乗り越えて欲しい所です。
ちなみに夏菜子は基本的にどんなに調子が悪くても、
決めるべき時にピシっと決めてしまう神秘のパワーを持っているので、
こういう時でも妙な安心感があったりします。

ピンキー、ワニシャン、サラバ、泣いてもいいんだよとハイスパートで4曲。
しょっぱなからハードな曲の連続で正直大丈夫かと思ってしまうレベル。
しかし逆に喉も温まって来たのか、彼女達の調子は上がっていく。
特にあーりんは段々と喉のかすれが戻ってきました。

そしてこの日のあーりんは、ビジュアルがとても良かった

この日はダンスや表情が、いつもよりさらにセクシーでかっこ良く感じました。
調子悪いなら悪いなりに、上手く魅せる工夫も細かにしていて流石だなと思いましたね~。
自己紹介とちょっとしたMCを挟んで、新曲「MOON PRIDE」へ。

この日初めて生バンド演奏での披露ということで、
ガイドの被せもないから、やはりハモり部分で上手く行かなかった所が多々あり。
インターバルがあったとは言え自己紹介したし、時間的に短かったし、
呼吸を整えないと音程というのは安定しませんから、かなり厳しいチャレンジだったと思います

ラストのハモリは悪くは無かったですが、今後改善していくべき点です。
そこからモーレツ、黒週、ココ☆ナツと、4曲連続。
ここで注目すべきは黒週からココナツの繋ぎがアレンジされて、連続した曲になっていた事。
ももクロ史上最も技巧的なムンプラ、振り付けがハードなモーレツ、歌うだけでもハードな7分曲の黒週、
そこから全く休みなしでココナツへ突入ですから、まさに鬼セトリです。
しかもムンプラよりも慣れ親しんだ後ろ3曲になるにつれ、光輝くだからこの子達は凄いですね

それから桃神祭と同じく、ココナツの大サビでのインターバルは今回も健在w
こういったバンドアレンジだからこその楽しみを、妹分達も感じ取れていたら良いですね

4曲終わってMCパート、夏菜子は曲紹介が完全に飛んで爆笑を誘うw
しかしそれは全員汗だく、息も切れ切れ、メンバー全員満身創痍だった証拠だと思います。
それでいてキラッキラの笑顔で煽り入れられるんだから素敵です

ここからはいよいよラストスパート

しかし彼女達は怪盗少女、チャイマと攻めの姿勢を崩さない。
まるで体中のカロリーを燃焼し切る勢い

しかしチャイマックスに入ってから、私は異変を感じました。
杏果のスタミナが完全に切れてる…

2番のソロは歌い切るのがギリギリだし、間奏のドリフではいつもより足が上がってない、
それどころか一瞬胸を抑えて苦痛に顔を歪めていた。
決して彼女はコンディションが悪かったわけではない。
むしろ桃神祭のパンフレットのインタビューでは、
去年の日産で息切れしたのを反省していることを語り、
体力アップに務めた結果、桃神祭での彼女は抜群の安定性を発揮し、その後も維持されていた。
しかしこの日の杏果は他のメンバーとは違い、1曲多く歌っている。
その曲が「永遠のトリニティ」
ゆみ先生曰く、ももくろ史上最もダンスの難しい曲。
歌も非常に難度が高く、大サビで杏果は最高音域まで絶唱しなければならない。
しかも彼女が歌う前に「今日はこれの為だけに来た」と言っていたように、
並々ならぬ気合を入れて歌い上げていた。
そのため杏果は他のメンバーよりも大幅に体力を消耗していたのでしょう。
書きながら改めてこの日のチャイマを見ていますが、
ボロボロになっても笑顔でやり切る杏果を見ていると、涙を抑えることができません

そしてこの日最後の曲、「灰とダイヤモンド」へ。
実は私、この曲がセトリに絶対に入ると予測はしていました。
なぜならこの日は妹分グループとの共演、
彼女達は既にももクロの熱や全力と言った部分は受け継いでる。
しかしまだまだ、パフォーマンス面で得られていない部分はある。
それを見せるのには、この「灰とダイヤモンド」というバラードは最適な曲。
だからセットリストの何処かに、必ず入れてくるだろうなと感じていました。
しかし、まさかラスト1曲に持ってくるとは思わなかった。
ただ、ももクロの今の実力ならそれが出来ると判断したのでしょう。
後輩たちに背中を見せるという意味でも、
しっとりとしたバラードで締めるという選択はベストです。
ただひとつ、杏果が燃え尽きているというイレギュラーを除けば…。
この日の灰とダイヤモンドで、杏果は久々に曲中で泣きました。

それについて「感極まって泣いた」「いや悔しかったからだ」と言った論争が少し起こりました。
色々な意見はあると思いますが、私はやはり悔しかったんだと感じました。
既にこの曲のCメロあたりでかなりキツそうだったし、
彼女の見せ場である「砂にまかれても」では表情を歪め、完全に音を外しました。
先ほど書いたこの歌をこのタイミングで歌うことの意味を、彼女は理解していたはず。
なのでこの曲最大の見せ場を自分が受け持っている、その責任の重さを自覚していた事でしょう。
そしてトリニティの時に冗談でも「この為だけに来た」と言ってしまった慢心。
結果的にペース配分を間違え、最後まで体力が保たないというミスをおかしてしまった。
誰よりも真面目でプロ意識の高い彼女の事です、自責の念を持ったのは間違いないはず。
悔しさや恥ずかしさ、色々な気持ちが入り混じって、
最近はコントロールできていた感情を、久々に抑えられなかったのだと思います。
だからと言って私はこの日の杏果を責めるつもりはありません。
この日のセットリストは、明らかに今までにない程のオーバーワークでした。
杏果に限らず、メンバー全員が満身創痍で闘っていた。
無茶苦茶なセットリストでしたが、後輩たちに道を示すという意味でやるべき内容でしたし、
彼女達もその覚悟があったから挑戦したのでしょう。
彼女達がベストを尽くした結果なのですから、
反省はすることはあっても、恥じることはないと思います。
私は最近のベストアクトは桃神祭1日目のパフォーマンスだと思っていますが、
魂が揺さぶられる程の熱、気持ちの入ったライブは今回のGF14の2日目だったと言い切れます。
その証拠に私は、TV中継が終わった瞬間に速攻で着替えて、
新宿で行われる感想戦に急いで駆けつけました


それくらい興奮の高まりを抑えられ無かったライブだったのです。
この日の私は妹分グループの凄さに圧倒されましたが、
その上を更に行くももクロの凄さに、改めて惚れなおしたのでした

さてGF14については以上です。
他にもちょっとした苦言とか、高さんの凄さとかも書きたかったのですが、
更に長くなりすぎて纏まりそうもないのでカット

いつか機会があったら書きたいと思います。
