第16話 ぶろぐ (鯨)
予想を越える反響ありがとうございます。
物語の目次です!
はじめての方はぜひ第一話から・・・
木村は毎日ブログを書いていた。
その難しさを実は私は知っていた。
毎日書くこと、ランキングで上位にいること、ブロガーサミットに参加していること。
すべてが私にとっては尊敬に値することだった。
木村には内緒にしていたが、私はブログをやっていた。
どういうものか、試しにはじめたのと、頭の中を整理するためにやってみたのだが
これがなかなか書けないものである。
一人でやって、誰にも知らせずやっていたので
更新頻度がびっくりするど、間隔が開いていた。
木村に「僕のブログもあんねん・・・・。」
「なんで言わへんねん!」
かなりびっくりした様子だったが、その内容を読んで言葉を失っていたようだ。
忙しいからと言ってしまえば、それまでだが本当にメモ程度のものだった。
私にとってブログとはその程度のものだったのだ。
木村からブログの話、内容、書き方、ランキングやブロガーサミットの話を聞き、
自分にとっては遠い遠い世界の話のように思えた。
「すごいなぁ」その言葉しかなかった。
その木村がブログを閉じた・・・・・・・・・衝撃的だった。 <鯨>
暖かすぎる応援ありがとうございます。