1-9 青い青春(鯨)
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結局、彼女は出来なかった。
高校通算7連敗ぐらいいっていたのではないだろうか。もう、数も数えられない。
帰宅部の活動で、
高校2年の冬、電車で告った。散った。
彼女のことは同じ高校ということくらいしか知らなかった。
それからしばらくして、
偶然、その彼女を図書館の自習室で見かけた。
私は勉強はしないが、図書館は大好きだった。
もともと、本は好きだったし、静かに寝られるからだ。
彼女は一生懸命勉強していた。
なぜか、心を打たれた。
スリッパの色から先輩であることが分かった。
再度、話をしてみた。
快く話してくれた。やさしい人だった。
関西外国語大学にすでに合格しているそれでも、勉強は続けるとのこと。
「もうすぐ、卒業で遠くに行く、だから付き合うことはできない。」
もう一回断られた。
先輩カッコいいっす・・・・がんばってください。
努力している人はかっこいい。
そうだ、もう一回勉強しよう。
外国語?には興味がないが、僕も関西の大学に行こう。
関西大学ぐらい行っとけばまた会えるのかな?
関西大学ってどこにあるんだろう?
単純でおバカな決意だった。青きアホな青春。
高校2年生のクリスマスまであと10日の・・・1993年の12月14日の決意だった。
拗(す)ね続けて、もうすぐ2年・・・・・。
もう、現状がいやになっていた。
無意識に「ここから抜け出したい」そう思っていたのだ。
きっかけはなんでもよかったのだ。結局のところ。
少年らが群れてバカ騒ぎすれば、大人でも怖くて近寄れない。
群れて、
大人を威圧することによって、存在を誇示することによって、
自分がなにか特別な存在になった気がしていた。
でも、一人一人をとればなにも変わっていない。
現状は変わらない。なにも変わっていない。イライラだけが募る。
変わりたい・・・・。
僕は受験勉強を始めた。
志望校を決めた。
実家が商売をしていたので、経済とか経営学部に行きたいと思った。
「~学院ってついてる方が賢そうやな。」
まったく、おバカな高校生である。
第一志望 関西大学 商・経済
第二志望 神戸学院 経営・経済
第三志望 大阪学院 経営・経済
これがドラマか小説ならスカッと勉強を始めてスカッと第一志望に
合格して、めでたしめでたしとなるのだろうが・・・・・・・・・・。 <鯨>
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