最終回 企画ブログ 拝啓 所長様 ~会計事務所職員の本音~
こんばんは カズオ魂です
超税理士倶楽部として3回目の企画
第1回「院税理士VS試験税理士」
第2回「経営者VS税理士」
そして
第3回 拝啓 所長様 ~会計事務所職員の本音~
※今回の企画ブログは、タイトル通り会計事務所にお勤めの皆様を対象に
総勢25名チェーンメールアンケート&直接尋問により特に、入社(所)後2年未満といった新人さんを中心にその心内をブログに載せることで新人で今働き悩まれている方この業界に入ろうとお考えの方
の不安や誤った先入観といったものが少しでも減れば、そして自分もそんな思いを持っていた当時を所長様や管理職の方に思い出していただければこれ幸いです
この企画趣旨に則り
一昨日はキャプテン、 昨日は
が
給与やスキルアップ、労働環境 それぞれの分野にわけて
皆さんから頂いた貴重なアンケート結果を紹介してきました
最終日の今日は 会計事務所職員様に書いていただいた本音の手紙を
所長歴30年の我が師
税理士法人平尾&パートナーズ 代表社員税理士の平尾先生
に読んでいただき 本音で回答していただきました
平尾先生の事務所は極端に離職率が低く、
ここ5年で3名税理士試験合格者を輩出しています。
職員6名の平均的な会計事務所でありながら
今年も職員が税法試験科目合格しました
本音ということで若干キツイ言葉も飛びでるかと思いますが
大阪人の言葉ですし かるーい気持ちで さらっと読んでいただければ幸いです
では・・・
「平尾先生 若手職員からの手紙を読んだ感想を聞かせください」
「基本的に 会計事務所のことを何もわかってないな
会計事務所にどんなイメージではいってきてるんやろうな
何か丁寧に教えてくれる 何でもかんでもしてくれるというイメージで
はいってきるんかな
会計事務所も元々これも仕事やねんから お客様からお金を頂くために
職員にも仕事してもらわんことにはお金が入ってこない 学校ちゃうねんから
それと(会計事務所は)零細企業という意味がわかってない
大企業とは違うねんから 給与格差があって当たり前
大企業並みのお金をくれ と書いてあるが 大企業がどんだけ働いているのか
わかっているのか
給料はくれ、働く時間は短くしてくれ、仕事は教えてくれ
それだと こっちが授業料もらいたいわ
昔の鯨みたいにタダでもいいから働きたいいう奴もおるねんやから
それと(会計事務所の所長を含めて)中小零細企業の経営者は
我が儘の塊や そうでなかったら中小零細企業はやっていかれへん
最終責任は命まで担保にしての自分の責任やから
最後は命がけで自分のことを犠牲にしてやれる
そこまでやれるのが経営者や
どこまで人生を深くやるかやな
おいしいもん食べて、好きなときに寝て 何か新しいことやって ついでに
勉強もやって そんなんで(税理士試験に)合格できるわけないがな
24時間しかないねんから
何かを犠牲にせんことには
せやから 自分が何かをしてもらうというより 自分が何ができるかやな
これ読むと してもらいたいことばっかり書いてるがな 」
「会計事務所にはいるときってどんな事務所かってわからないじゃないですか」
「それが甘い あちこちで聞いてみい
あんたも会計事務所ならどこでも一緒やおもてはいってきたんやろ
そんなことないて
人間てみんなバラバラで違うねんから相性もあるし
税理士にしても お医者さんにしても 弁護士にしても (私も含めて)
みんな傲慢な部分がある
自分の理想の会計事務所を描いてはいってきてもあかんわ」
「あまりに理想とかけ離れているときはどうすればいいんですか」
「あまりに違うのが当たり前 会計事務所全体がそうやねんから
ええとこなんてほんのちょっと
たまたま自分がそこにはいったら
アタリいうだけで 運が良かっただけの話や
はじめから期待する方が無理や
会計事務所はいろうおもたら給料は安い
せやからすぐにでも資格とって飛び出す段取りせんことには」
「今でも組織化された大手の会計事務所以外はそういう覚悟で勤める必要が
あるということですね」
「そうや 丁稚奉公や
サラリーマンとして勤めるなら大企業にはいれよ」
「スキルアップ云々も自分ですることですね」
「そらそうや 盗めよ!
手取り足取り教えてもらうんやったら授業料払えよ」
「でも先生はそんなこと言いながら職員を育ててきてますよね」
「黙って目をつぶってきただけや
ワシが独立前に何箇所か勤めてきたけど そのときに嫌だったことだけは
やめとこおもて
やっぱりやるからには 人を雇うからには責任だけはとろおもて
生活できんことには皆悪いこともするよ
最低の生活を保障してやらんことには おちおち勉強もやってられんやろ
人間って欲深いからワシだって(お金)欲しいよ
でも職員の老後のこととかも考えたら社会保険にもいれたらなあかん
あれも これも となって
わしの取り分が減るだけやからええんやけどな」
「職員が資格を取るなりして成長していくことはうれしいですよね」
「まあ そやけどな(ちょっと照れ) 別に取らんでもええけどな(またまた照れ)
資格はワシのが一つあったらええねんから
人を雇っている経営者の責任としてのことをしているだけや」
「いわゆるハズレの会計事務所にはいってしまった人はどうしたらいいんです
か」
「友達から情報集めて どんどんチェンジしたらええんよ
ただね 書いてあるように 会計事務所は残業が多い
余分な人を取る余裕がないから」
「あんた
も
キャプテンも
鯨も
税理士やろ それにしては文化度が低い
ワイン語れて、絵画語れて、音楽語れて これではじめて経営者や
自分の精神レベルをあげていかんことには
あんたらが相手するんは 経営者 リーダーやねんから
何でもすべて経験や
(中略)
あんたらのどこが 超税理士や
あんたらが超税理士やったら わしはどないなんねん」
「さあ 病院いこ
今日の授業料払いや 今までの7年分も一緒にな
わっはっはっはっは・・・・・・・・・・・・・・・・」
終わり
平尾先生をはじめ ご協力くださった皆様本当にありがとうございまいた
今日のよかったこと
企画ブログ無事終了にしてください
あした は キャプテン