1PT異国討伐達成。
それ自体は珍しい話ではありません。
死魔使いさんが鈍足デバフで機動力を奪い、ロットンで回復を封じる。
その上で火線を集中させれば押し切る事は難しくないでしょう。
ですが固定を一人の盾戦士が受け持ちやり切ったとなれば驚愕に値するというものです。

異国の剣士にアトラクトとフリーズブラッド、スピリットドレインを入れ固定。
火力さんのダメージヘイトやヒーラーさんの回復ヘイトがあってもタゲをぶれさせずに完全固定して倒しきった。
それをFSpastelのマスターLさんがやり遂げたと聞いて心中穏やかではありませんでしたねい。

流石はLさん我がマスター!という気持ちはもちろんあります。
でも同時に、自分では全くできそうにない事を、だからこそ練習を重ねていることをサラッとやられてしまって悔しい気持ちもありましてねえ。
素直におめでとう!とだけで終われるるほど人間できていませんでして。
判っていても、こんなにも差があるとは……なんて思っちゃうのですよねえ。

まあ、どれだけ羨ましがろうと悔しがろうと、それでヘカトンが同じ事をできるようになるわけではありませんのでねい。
反射神経とセンスとPSの差を埋めていくのにはただ練習あるのみ。

この日は日曜日。
カオスあり、黒バハあり、そして……異国の剣士も、あり……!
どれもこれも楽しそうなイベント目白押しです。
特に異国の剣士なんて実戦で戦える貴重な機会なのですけどね。
残念ですが、今のヘカトンで行っても数秒で沈むでしょう。
そうでなくてもタゲ取りもままならず、死魔さんが機動力奪った異国の剣士を後ろから追いかけるだけしかできませんからねい。

今は、ぐっとこらえて森13で練習するのです。

ただ防御に徹すればいいというのならばセクメトの方が手札は豊富です。
ですが、あえてヘカトンできているのは固定する事を念頭に置いているからです。
回復ヘイトやダメージヘイトに反応して走り回る異国の剣士の後ろを走って追いかけるだけではお話になりませんからと。

とはいえ、ヘカトンの防御テクニックの手札は盾技と百花繚乱のみ。
バフ消しの事を考えると百花繚乱も使いどころが難しくなりますし。
SDかトルネードのようにもう一つ割られない防御テクニックが欲しいのですけどねえ。
とはいえ今ある手札の中でどれだけ生き残れるかというお話なのですねー。

折角罠と暗黒88あるので使える手札は全部切ってみますですよ。
黒バハボスには一撃で轟沈させられてしまいますが、森13の攻撃なら一撃は耐えてくれるパンドラボックスです。
小範囲攻撃なので的をずらす的な事は期待できませんが、一撃分ヘイトがこちらに流れてくるのならば、ね。
まさに藁にも縋る思いですわ。

さて!今まで森13との練習にはヘカトンとルルイヱできております。
どちらも中の人は同じですし、ルルイヱは完全な蘇生要員。
戦闘中の回復力という点においては全くの無力でねい。
お陰でどう頑張っても30秒以上戦っていられませんで。

Lさんの異国の剣士完全固定の一報を聞いた時、泣きを入れてヒーラーのVさんにお手伝いしてもらいに来てもらいました。
こちらがVさんです。
蘇生要員のルルイヱも含めた紫な三人なのです。

いや、間違いw
こちらが来ていただいたヒーラーのVさんです。
決してマカロンから手足が出ている謎生物ではなく、見た目も麗しいヒーラーさんなのです。
その相手がなりふり構ってられずにクリーチャーみたいなヘカトンでごめんなさいwと云いたくなっちゃいますねw

まー最低限HA唱えているくらいは生きていられるようになりましたし、ヒーラーさんの助力を頂きたいと思っておりましてねい。
ありがたやーですよー!
回復してもらえるので戦闘時間が飛躍的に伸びます。
30秒に一度仕切り直しにしていた時より、連続して数分間戦っていられる方が練習になるのですよ。
やー回復の力って素晴らしいですよね!
お世話になりますですよー。

ヒーラーのVさんに回復して貰ているので戦っていてもすんごい楽なのですよねい。
HP的にも楽ですし、気持ち的にはもっと楽になる。
しっかりガードして凌いでいきます。
喰らったダメージもどんどん回復してもらえるので、戦い続けられます。
継続して戦えるというのはいいものですねい。

さて、Vさんのおかげでそれはもう戦い続けることはできます。
ですが、あくまで防御に徹して攻撃を凌ぎ続けるので精一杯です。
この攻撃の合間を縫って挑発やデバフを入れる?
とてもではないですが、その隙間を見出せません。

回復技である【其徐如林】の間にアトラクトを入れようとしましたけど、アトラクトの硬直時間内にしっかり一撃入れられますしねえ。
ん~これは一撃入れられる覚悟で挑発しなければいけないのか……?
挑発テクニックですらこれなのに、魔法詠唱なんて一体どこに入れる隙間があるのでしょうか??

そんな疑問に答えてくれる方々が来てくれました。
森13との戦いに夢中で気づきませんでしたが、いつの間にか槍盾のAさんとFSpastelマスターのLさんがやってきてくれておりましたですよ。
1PT近接固定異国戦を達成した地獄の住人達(誉め言葉)です。

わざわざヘカトンの為にケールまで来てくださり感謝よー!
お話を直接聞けるのはとても参考になりますし、何よりお話しするのが好きなのでねい。
お手本を見せてもらいながら色々とお話聞かせてもらうのでした。

てえことで早速Lさんにお手本見せてもらいました。
盾マクロの先行入力防止をし忘れていて、盾が合わないとかLさんらしいやらかしがあったりしましたけどねw
しかしそんなでもいざ戦場に立てば凄まじい力を発揮するのですよ。
案山子しながら魔法詠唱したり、SDで抜けて振り向きざまにアトラクト入れたり。
え?なに?そこではいるの?
というような妙技を見せてもらいましてねい。

ん~これを見るとやはり防御テクニックが多彩なのですよねえ。
ウェポンガードやSD、案山子など割られない防御……やはりキック入れようか……なんて考えていたところでですね。
驚きの言葉がでました。

「こいつ異国より早くない?一撃も重い」と。
え?ん?ドユコト?
異国の剣士と戦ったことってあまりなく、比較できるほど知らないのですけどね。
単純に森13は異国の剣士の廉価版。
回復ヘイトないし、強さも一回り低い練習用MOBだと思っていたのですよ。
そもそもケールって初心者をエスコートしてくる場所ですし。

ですが、どうやら森13の方が一回り強いらしいのですねー。
く~~~なんだ~~そりゃ練習しても練習してもボッコボコにやられる訳だー><
とはいえ、異国の剣士は下忍全滅させた上で広いイプス渓谷のどこかに出現するのを探さなければいけないので、とても練習に使えるMOBではないですしねい。
結局はケールで練習したのでしょうけどね。

さて、今回ケールに集まっていただいたのはここ最近1PT赤蟻トレハンや1PTW千年トレハンな地獄イベントの住人です。
皆さん揃いも揃って上手くって、見ているだけでも勉強になって有難いですよ。
1PT異国で近接固定のLさんは勿論の事、最近は火力で大活躍ですがAさんも近接をやればペアキマイラをやれてしまう程の猛者なのです。

Aさんが森13と戦い始めたのですが、目を疑っちゃいましたね。
森13と撃ち合っているのですよ!
防御するだけでも手一杯なのに、どんどん攻撃を加えていっているのですね。
すんごい!
丁度シールドガードに貫通技のドラゴンテイルを併せているところです。

ふむ、ここで思ったのですが、ヘカトンと戦っている時は雷と火、それに通常攻撃。
反射ダメージが重なって3割ほど削れると林で回復。
移動速度の林や姿を消す影、そして防御の山や通常の盾技って出ないのですね。
それは出ないのではなく出す必要がないからなのでしょう。
特に山は効果時間が長い分、挑発やデバフを入れるチャンスとなります。
攻撃する振りだけでもして防御技を誘発し、デバフを入れていくのも有効ですなー。

それにしても皆さん素晴らしいのですよね。
勉強になるけどもう圧倒的すぎて。
勿論技量を基準に遊ぶ相手を選ぶ人たちではない事は判っておりますが、せめて盾を並べられるよう精進せねば!とやる気にさせられちゃいますわーねいw

いろいろ勉強させてもらいましたが、皆さんの一致した意見で異国の剣士より森13の方が強い、という事で。
だったら森13で練習してきたのなら異国の剣士と戦えるんじゃない?というお話になりましてねい。
ならばちょっと行ってみようかという流れになったのですよ。
その時に「もうわいているの?」という言葉に「まあ、わいているといえばわいているかな」と言葉を濁したトレハンキャラのHさん。
思えばこの濁した言葉にイタズラ心がにじみ出ていたのですなーw

アルターに連れられて出たところがこちら。
ん?え?
ここはフォーチュンエイジに行くイプス渓谷のお堀の地下深く。
隠されたアルターではありますが……ここがどういう場所だかわかっておりませんでした。

ここは、正確に言えばカーレイのここなのですけどね。
ここがW異国トレハンの舞台になる場所なのです!
そう、このわずかな空間に異国の剣士が二体現れるという狂気の沙汰の現場なのですよーwww
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地獄からの招待状は突然に。
第170回 1PTW異国トレハン へかとん に続くのですw