映画「破門」 有楽町マリオン | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

黒川博行の第151回直木三十五賞受賞作品の

小説を映画化した作品。
 
映画「破門
 
一応、予告以上のネタバレなし、としておきますが
公式サイトで見られる予告を一通り見ると
だいたい観た気になれてしまいます(笑)。
 
大阪一の“イケイケ”ヤクザ・桑原(佐々木蔵之介)と、
彼を“疫病神”と忌み嫌うカタギの二宮(横山裕)。
佐々木と横山がW主演ということで、
お二人の宣伝活動が本当にすごかった。
公開前から何を心配してるん?というぐらいに、
横山さんは地方局からなにから出まくって宣伝をしていた。
 
別に主役だからといって彼が
映画資金の回収をしなきゃならんような立場とかでも
あるまいし…とも思うけど(笑)
お二人のその多忙さは、本編の「回収」作業の
伏線なの?と思ったぐらいでした。
 
ちなみに監督さんは小林聖太郎さん。
上岡龍太郎さんの息子さんだそうです。
 
公開初日のSNSでは、
「おじさんおばさんが多い」と評判でしたが
実際、本当に多かった。
横山さん目当てと思われる女性より多かった。
原作ファンなのかな。それとも蔵さま?
 
・任侠
・全員関西弁
・賞をとった小説を映画化
 
と、聞いて正直見に行く気はなかった。
けど、もう一つの重要事項…
 
・J事務所(アイドル)が絡んでる
 
で、心が揺らぎ始め
 
・公開初日以降、信用できる筋方面の
評判がすこぶるいい。
 
で見に行くことを決めた。
 
ところが、公開約二週?で
公開されている映画館(のうち私に都合のいい劇場)が
大変少なくなっていて、なおかつ時間が合わない。
もう少し頑張って公開してあげようよぉ~
彼らの頑張りと見合ってないやんかー、松竹~
…ってなったけど、頑張って観に行ってきたで。
 
 
私的には、面白かった。
引っかかるかな、と思ってたヤクザなところも
佐々木さんが持っている『品』が
ベースになっているからかスッと入った。
 
國村隼さんや、橋爪功さん、キムラ緑子さんは
言うまでもなく、とても素敵で
映画をキュッと〆てました。
 
何を言うても横山さんですよ。
どーしても芝居がかっちゃう(笑)印象の
横山さんが、実に、ナチュラルに二宮でした。
これはすごいことです。
 
背も、年齢も上の佐々木さんとのコンビが
いい具合にハマっていましたね。
『弟感』が滲み出てて、
私らファンにとっては絶対的長男な横山さんが
弟ポジにハマるってイイ!!と思ってみていました。
(ファンじゃない人からしたら、なんのこっちゃな文面)
 
分かりやすい笑いの場面もたくさんあって
前のおばちゃんたちがクスクスと
いっぱい笑ってました。
それも横山さんの場面です。
やったね、横!!←友達か?
 
自分はというと、エゲつない痛い場面とかで
クフッ…と吹き出し笑い。
あまりに痛そうだと笑ってしまうでしょ?
痛い、と叫ぶ人が笑いのツボを擽るんです…。
ドSな人と思われたかもしれませんね。
 
しかし、この映画。
なぜ今なんでしょう。
小説の権利とったりが大変だったから?
 
“今だからこそ”感がまるで無い(笑)
と思っていたら、別な方がSNSで
「それが松竹なんだけどね」と仰ってて
妙に納得いたしました。
 
でも、本当、関西弁が嫌いじゃなければ
オススメです。
 
 
 
 
以下、自分用メモ。
 
【丸の内ピカデリー】
アクセス良★★★★★
フード・飲み物 ★★☆☆☆ 古臭い。
トイレ ★☆☆☆☆ 数少。半数が和式。
個室が狭いためセンサーが反応しまくる(笑)
座席 ★★☆☆☆
数は多いため混雑するような映画でも
予約はラクそう。
二階席があり張り出してるため、
一階席後方(Mぐらいから?)天井が気になる。
あれだったら、二階席の一列目とかのほうがいいかも。
 
一つの座席は狭い。
飲み物を置くところはあるが、
食べ物を持つと膝抱えになる。
知人曰く、「新しい映画館のような
座り心地がいいものではない」
シート堅い。頭は出る。配置ズラシもないので
前の席のおばちゃんの頭の揺れが気になる。
 
サービス ★★☆☆☆
スタッフは若くて愛想がない。
 
結論。平日使用どうしてもな時限定。