「シン・ゴジラ」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

あれほど

「リアルが大事」

とか、

「リアルさのないアニメとかSFとか

興味がない」

とか、

三日に一回ぐらい文句言っているこの私が

 

なぜか、ここ最近観たいといっていたのが

シン・ゴジラ」と

「君の名は。」

 

ちなみに、君の名…に関しては

6月から言ってたんだから

流行りの?予測?っつーの?

…なワケですよ。(…な、って?)

 

シン・ゴジラについては

「私=リアル信者」の完全な負け(?)であって

映画の宣伝がメディアに入りだしたころ、

「なんか地味な主役でやってまんな…」

ぐらいにしか思ってなかった。

 

その地味なリストに

私の好きな俳優、高橋一生さんが出ていると

気づいた時から俄然興味がわいてきた…という勝手。

 

ということで、

一時期の爆発的な混みようを避けた某週末に

独り映画館へと向かったのです。

やっぱりね、ゴジラは迫力確認のためにも

映画館で観たいじゃない?

 

「君の名は。」も、まだ観たい欲があるんだけど

中年女子のおひとり様はツラくない?って

まぁアニメだし?DVDでもいいかぁーと

舐め腐った感じでいます。はい。

 

で。感想は、というと

 

…時間が経つのを忘れてた。

正確に言うと「時間が気にならない」という

気は持っていたけど(笑)、夢中になって観てた。

 

「本気でゴジラが来ちゃったら逃げようがないな…」とか

「高台?地下?どこに行けばいい?」とか

真剣にドキドキしてた。

 

人間を描いている部分が

とても皮肉めいてもいて

今の日本の嫌なところとかイイ感じに描かれて

そこでリアルを感じ取れたんですよね。

そこからは脳が騙されたかのように(笑)

受け入れができるようになって行くのです。

まぁ、うまくできてますわ。

 

そして次から次へと出てくる

中堅からなんやからの出演者の多さね。

いったい、いくら掛けてんだよぉおお…と

心配になるぐらいのキャスティング力。

 

「あ、今の誰だっけ…」と役者の名前を

思い出そうとしている合間に

その人の出演シーンは終わってしまうんだ…

贅沢な使い方してるなぁぁ、って。

 

それに加えて、「俺が上だ」とか

役者同志のヒエラルキー争いがなさそうな布陣で

そこも良かったなぁ。

実際はあったのかも知れないけど(笑)。

 

もっと、日本のエンタメの監督クラスの方々は

埋もれた名優がたくさんいることを

この映画で再確認したほうがいい、と

思ったりしたもんさ。ええ。

 

内容の細かなことは書きませんが

いい映画でした。

もう一度ぐらいなら観たいもん。

 

 

 

 

 

雑記的なメモ。

映画中、流れていた曲に聞き覚えがあり

「こんな映画でもサントラがオリジナルじゃなくて

使いまわしたりするのかな?」と

思ったけど、よくよく考えたら

たぶん、昔のゴジラのサントラ音楽なんだな、って。

そりゃそうだよね(笑)

 

あと、昔、小さな劇場で観て

「つまんないなー」と思っていた芸人さんが

セリフもあるなかなかインパクトある場面に

俳優として立派に出演されてて

「よかったねぇ~」と思ってました。

名前思い出すまで大変でした(笑)。

 

帰りに寄り道。

“おふくろの味”パキーマオ。

 

 

帰りにナンのお土産まで頂いちゃった(笑)。