自然だから絶対安心、
高品質だから絶対安全、
なんてものではないよ。
精油もね、そうです。
足さず引かず
高品質で
きっちり管理されたものを使うということは、
もちろんのことですが、
それだけでは安全ではないと
わたしは思ってます。
どんなに優れた素晴しい精油も、
最低限知識がないと
危険ですらある
そのことを
軽く考えて欲しくないなぁと思ってます。

アロマテラピーって100%の芳香化合物で構成された精油を用いるでしょ。
その成分は1つの精油で
なんと数十から数百あるんだって。
ひとつひとつの成分は、
わたしたちの体に
とても有効に作用するけれど、
時には毒性をもつことにもなるのです。
それは精油じゃなくてもそうだよね?
病院で貰ってくるクスリも
漢方薬も主作用と副作用がある。
抗がん剤なんてある意味毒物ですよ
わたしが使ったタキソール(パクリタキセル)という抗がん剤も
イチイの木から採取される植物アルカロイドでした。


だから、使う精油は
信頼できるものを選んでね。
医療用精油ってよく言うけど、
本来はアロマテラピーと言うからには、
すべての精油が医療用グレードであるべきじゃないの?
とも思ったりする。
でも、石けんに入れる精油が医療用グレードだと
コストがかかってかないませんが



たとえばね、
サリチル酸メチルという芳香化合物があるよね。
ウィンターグリーンとかシラカバの精油の特徴成分。
特徴成分というかほぼそれで校正されていますよね。
あの湿布みたいなスースーする香り。
そのサリチル酸メチル、
体内ではアスピリンと同じ代謝をするのね。
だからアスピリン喘息のある方には禁忌するべきだと思います。
発作を誘発する危険があるの。
ピリン系のお薬がだめな方はわりといらっしゃるので
注意が必要なんですね。
サリチル酸ベンジルもですよ~!
ほんとにちょっとだけど、
クローブ(花蕾)とシナモン(葉)にも含まれてるので
要注意だよ。
サリチル酸ベンジルは、
イランイランに2~3パーセント含まれてるよ。


痛くて辛いっていってる大切な人に
高品質な医療用グレードの精油だから、
安心って思ってトリートメントして、
万が一そのトリートメントが原因で
さらに辛い思いをさせてしまったら・・・・
自分も
悲しくて
辛くて
苦しいでしょ?

だからちゃんと勉強しよう