亀戸天神社の梅まつりで、いよいよ満開宣言
さっそく梅見物&「くず餅」が美味しい老舗 船橋屋の亀戸天神前本店から生中継
(2011年2月25日 FMえどがわ TOTO Navi 探検隊)
まずは、亀戸天神社へ!
と思ったんだけど、行く前に、気になっちゃった亀さん
亀戸天神すぐそばの
パルファン キムラヤ
というパン屋さんにいるんです!
昭和30年ごろから続く
この店のロングセラー!
亀パン!
亀戸名物と言ってもいい商品です。
帰りに買ってかえろ~
さぁ今度こそ、亀戸天神社へ
菅原道真公をお祀りする神社で
「下町の天神さま」として広く知れわたり、
NHKの大晦日恒例「ゆく年くる年」の
キーステーションになったりと、
多くの方々に親しまれている亀戸天神社。
菅原道真公と梅の花のゆかりは、あまりにも有名で、
2月中旬より3月上旬にかけて、50種類約300本の梅の花が見頃を迎えます。
2月25日は、菅原道真公のお亡くなりになった日にあたり“なたね”が“なだめ”に通じることから、
神前に菜の花をお供えし、御心をお慰めする神事、菜種御供(なたねごく)が、おこなわれていました。
その亀戸天神社にお参りをしたら、
絶対はずせないのが、船橋屋のくず餅です。
下総国(千葉県北部)の船橋です。
当時、下総国は良質な小麦の産地で、
この小麦を使って一旗揚げようと思った勘助。
亀戸天神が梅や藤の季節に、
参拝客でにぎわうのを見て上京し、
湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、
黒蜜きな粉をかけて餅を作り上げたのが
船橋屋のくず餅の始まりです。
(本店の喫茶室では、香りを楽しむために
挽き立てで、粗めに挽いたきな粉がこだわり・・・)
黒蜜ときな粉をたっぷりつけて
「いただきま~す」
ぷるぷるの、この弾力 たまりません
このくず餅、あまり知られてないけど、実は和菓子で唯一の発酵食品。
小麦でんぷんを 14ヶ月以上発酵させたものを、蒸しあげて作られます。
450日以上かけて作られ
2日しかもたない・・・
なんて儚い和菓子なんでしょう。
保存料などを使わないポリシーで
目の届く範囲(関東圏)にしか
お店を持たないのも
船橋屋のこだわりです。
明治初頭に出たかわら版
「大江戸風流くらべ」において、
江戸甘いもの屋番付に
「亀戸くず餅・船橋屋」が
横綱としてランクされたという
記録も残っているんですよ
創業当時の面影を今も残す本店には、 芥川龍之介、永井荷風、吉川英治ら文化人の方々も しばしば足を運ばれたそうです。 |
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16:00過ぎたら、だいぶ空いてきました。
こんなメニューがいただけます。
(※写真は全て、クリックで拡大されます)
せっかく本店に来たので、もうひとつこちらを・・・
さすが、船橋屋!あんみつにも、くず餅が入っています。
白玉や、あんず、フルーツなど、迷いに迷って、アイスクリームを選択・・・全部のせがあったらな~(笑)
テングサの香りがする寒天は
歯ざわりもいい感じ。
ツヤツヤの餡も
この豆もいい感じです。
健康志向の船橋屋は
最近あんみつにの上のサクランボを
クコの実に変えたんですって。
梅の花を楽しみ、くず餅も、あんみつも堪能
お土産も持ったし、亀戸満喫の午後でした~
(あっ、亀パン買うの忘れた)
http://gourmet.blogmura.com/tokyogourmet/
船橋屋 亀戸天神前本店
東京都江東区亀戸3-2-14
03-3681-2784
営業時間 9:00~18:00
お召上がり 9:00~17:00
「船橋屋の黒蜜が日本一美味しい」とお気に入りの吉川英治氏が書いた看板も飾られています。