諸行無常の名残り。
僕がTWELLVEというバンドで初めて音楽「業界」にデビューした時代(2005年ごろ)、世の中は圧倒的に、ネットよりも紙媒体優位の時代でした。
ロックキンオンジャパンをはじめ、数多くの紙媒体に取り上げていただいたのですが、現実としては、その多くは廃刊となり、残っている雑誌もインタビュー記事がアーカイブされているわけでもありません。
TWELLVEについては、オフィシャルサイトも閉鎖されているようで、脱退した僕や亡き石井くんが何もいう資格はないですが、ネット上では、ほぼ「存在しなかった」かのようなバンドとなっています。
スマホもSNSもyoutubeもなかった時代。ほんの数年の差が、こんなに違いを生むのか。
諸行無常。
そんな中、TWELLVEで検索してみたら、なぜか、シングルの一番最後に入っていた、最もマイナーな曲の譜面が、ネットにアップされてました。
シングルのオリジナルになった原型の曲の、弾き語りバージョン。
どこにニーズがあるんだろう。
というか、弾き語りで他人と共有する必要性もなく、本来、譜面もコードも全く知見のない作者からすれば、このコード譜があっているか否か、本人なのに判定できません。
そもそも、どうやって弾いたかも覚えていない…!
諸行無常。の名残り。