東京に引っ越してきたので、いよいよ具体的に手術についての話がありました。

娘の最初の手術は6月末か7月にしようという提案が、経過観察中で通っている大学病院の教授からありました。

私達が一番心配な頭の方の手術は、まだ進行に余裕があるので合指症の切り離しが先です。


以前から、10ヶ月くらいから手術はスタートと言われていたので

頭ではわかっていたし、覚悟もできていますが
いざ、具体的な日程を言われると

この赤ちゃんのきれいな肌にメスを入れ傷をつけ、痛い思いをさせる手術を受けさせなければならない

現実が重くのしかかってきました


もうそんな時期が来てしまったのか・・・

普通の人ならまだ赤ちゃんの誕生の喜びに浸っている時期なんじゃないかな。

私達にはこんな試練がもうやってきてしまった・・・

もうすぐ痛い手術を受けなければならないなんてことを知らず無邪気に笑う娘を見ていると

笑ってくれて嬉しいけど、反面辛くなります。


私は、頭蓋骨に関しては脳に圧力がかかって知的障害が出る前に、手遅れになる前に=時期が来たら一刻も早くお願いしたいのですが(時期が来なければいいのに・・・と限りなく小さな可能性を期待しています)

手足に関しては、機能的なことよりも一番きれいに切り離せる時期に手術を受けさせてあげたいと思っていました。

そのことを教授に話すと

一番きれいに切り離すには「早い方がいい」と言われました。

だから、ある程度体重も増えて体力もついて、全身麻酔の手術に耐えられる10ヶ月くらいが相当だということです。

今までの検診でも教授は

まだ○ヶ月かー、早く手術してあげたいなぁ

と言っていました。

その時は、「え?手の方ですか??」としか言わなかったのですが

「早く手術なんかさせたくないよー。外科医だから切りたがるのかなぁ。」

なんて心の中で思っていました。



私は早くに切り離すよりも、ある程度成長して大きくなってからの方がきれいに切り離せると思い込んでいたのです。

それは何を隠そう、あのドクハラ産婦人科医に、

そのように教えられたからなのです。


④へ続きます。









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天才工場, 松崎 敏弥