当薬局の患者さんに「肝ったママ」さんがいます。
あ、肝っ玉かあさんね、京塚昌子さんでしょ?ちがうし、古~い!!
正しくは 肝ったママ’S というグループのママです。
このグループは
胆道閉鎖症や肝疾患の子を持つ母親のグループで、胆道閉鎖症という病気について知ってもらい、早期発見されるよう活動しており、「大切な赤ちゃんの命を守りたい」と、啓蒙活動に取り組んでいます。
ホームページ:http://kimottamama.info
Facebookページ:https://www.facebook.com/kimottamamas
子どもは、胆道閉鎖症で生体肝移植手術をうけ3年、もうすぐ4歳になる元気な男の子です。
早期発見の重要性を一番理解しているお母さんだと思います。
胆道閉鎖症の早期発見のため「胆道閉鎖症チェックシート」を店頭に用意してます。
肌の色と便の色をチェックすることで早期発見ができる優れもの!!
ところが、まだまだ認知度が低いというのが残念な現状です。チェックシートもなかなか減りません。我々がひとりひとりに声をかけてあげることが一番の早道だとわかっていても・・・・
胆道閉鎖症ってナニ?という方も多いのでは?
胆道閉鎖症は、新生児一万人に一人の割合で生まれてくる原因不明の病気で、胆汁が流れなくなる病気です。 放置しておくと、肝臓内に胆汁がたまり、 肝硬変となり、命を落とします。 ほとんどが2才まで生きられません。 肝臓疾患は一旦病気が進行すると、 機能障害を伴います。
早期発見で、一命をとりとめ、 治療でより良い回復が見込めます。
肝ったママ’Sさんの提案するチェックを簡単に載せておきます
(1)生後からの黄疸が引かない、
もしくは肌が黒ずんで来た。(他の赤ちゃんと比べてみてください)
(2)うんちの色が薄い。
(レモン色、クリーム色、薄い黄色)
(3)おしっこの色が濃い。
(オムツに黄色くついている)
(4)白目の部分が黄色い。
(5)お腹が異常に大きい、触ると硬い感じがする。
(肝臓が腫れている可能性有り、ガス溜まりかどうか医師に相談を!)
(6)顔や体を掻く、皮膚の湿疹やキズが治らない
(胆汁酸によるカユミか、アトピーによるものか医師に相談を!)
(7)ミルク/母乳をよく戻す
(いつもげっぷが上手く出来ない時があります)
(8)おっぱい、ミルクを沢山飲むので、一見健康に見える
(脂肪を吸収できないため、体が欲しているから)
生後から4ヶ月にかけて、このような症状が見受けられたら、
「うんちのついたオムツ」を持って、 総合病院の小児科/小児外科へ受診を!
今日は、薬屋さんみたいなブログだね(^∇^)