なんにもないところから
感じたもの 自然に生まれて来るものを
なんにもないところへ
描いてく にじませてく
それは
言葉では表せないような感覚で
身体の奥深い 芯の部分から
じわじわと感情が動き出す
でも
私の描く線 にじませる色によって
イメージを支配してはいけない時もある
それは創作の先に“誰か”がいる時
私が花を赤く染めることによって
意図しなかった“赤”を植え付けてしまってはならないのだ
求められているものが なんであるのか
その時その瞬間 感じたことを“私”が表現すべきなのか
その時その瞬間 “誰か”が感じたことを代弁するものなのか
見失わないように
今日も線を描く