■この世に生まれた誰もが、
時間の経過と共に先輩になっていきます。
とりわけ、
ビジネスの世界においては、時間の経過と共に先輩へ、
そして、管理職へとその役割を移していくことになります。
(もちろん、
役割を移すスピードは人によって様々ですし、
管理職を志望されず、
プレイヤーをまっとうされる方も大勢おられますが。)
そこで本日は、
チームの規模を問わず、自らのチームを
持つようになった場合における「管理」について
申し上げてみたいと思っているのです。
■当たり前のお話なのですが、
自らのチームを持つようになれば、
そのチームに所属するメンバーを管理するという役割が生じます。
ところで。
一口に「管理」といっても、
具体的には、大きく2つに分けることができます。
それは、
「デジタル管理」と「アナログ管理」です。
●デジタル管理・・・チームメンバーの売上げ数字など、
数字データをもとにした管理。
●アナログ管理・・・チームメンバーの思考や感情など、
数字などでは測ることのできない部分の管理。
■そして、本日、最も申し上げたいこと、
それは、
優秀な管理者になる為には、
アナログ管理をする力を伸ばさなければならない。
このことについてなのです。
誤解を恐れず申し上げれば、
デジタル管理というものは、
そんなに難しいものではありません。
なぜならば、
数字データをもとにして管理すれば良いからです。
しかし、
アナログ管理はそう簡単にはいきません。
なぜならば、
人の思考や感情に踏み込む作業だからです。
(これは、過去の私の経験からも
はっきりと申し上げることができます。)
■心の時代といわれて久しい昨今。
成果を上げる強いチームを創るためには、
人(チームメンバー)の価値観や思考に配慮し、
各人のモチベーションの上がる管理を行うことが不可欠。
このように思われるのです。
極めて大切なことですので、繰り返します。
心の時代といわれて久しい昨今。
成果を上げる強いチームを創るためには、
人(チームメンバー)の価値観や思考に配慮し、
各人のモチベーションの上がる管理を行うことが不可欠。
■このように考えを進めていきますと、
「数字データをもとにした管理だけをしていても
チーム運営は上手く行かず、成果に繋げることも出来ない。」
まずは、このことを念頭に置く必要がある
と申し上げて良いでしょう。
数字データをもとにした管理に終始するのではなく、
一人ひとりの思考や感情に配慮し、
一人ひとりがモチベーション高く働ける環境づくりに徹する。
このことが、
今の時代において、
大きな成果を目指すリーダーには
求められているのではないでしょうか。