こんにちは

ツルカワです。

 

9月も終わりですね…

秋が本気出してきて

一気に涼しくなってから

夏の逆襲はあるのかしらん?

 

と思ってましたが

それもなく

秋めいていくばかりの

今日この頃です。

身体がついていかないですよ…。

 

あ、先日宣伝した『ハンドメイド日和vol.5』

購入したよーのお知らせたくさん

いただいてます。ありがとうございます。

まだの方もぜひ、

本屋さんでお手に取ってくだされば幸いです。

 

さてはて

さてはて

今日は初めてリブログ機能を

使ってみましたよ。

自分の記事ですけど。

 

これ。昨年11月

ギャラリーの姿を暗中模索していたときの

記事ですね。

よかったら読んでみてください。


 

さて、

このたびこの記事をひっぱり出したのは…

またもや

「ギャラリーのオリジナリティ」について

考えさせられることがあってですね。

 

先日、次の展示

「日々さんとミトンさんは仲良しさん」で

流す音楽を探しに行ったのですよ。

CD屋であれこれ物色し

とあるひとつのCDを買いました。

「これあんた好きそうだよー」と

以前友人からおしえてもらったもので

じゃあ、聴いてみよう、とジャケットにある解説以外

予備知識まーったくなしにホクホクと

買って来て家で聴いたわけです。

 

正直言って

ツボでした。当たりでした。

とっても好きな感じで

展示にも合いそうな音楽。

よっしゃあと思ったものです。

 

ところがなんか聞き覚えがあるんですよね。

ん?これどこかで…?聴いたぞ。

瞬時にわかりました。

それもそのはず

その音楽は近所徒歩3分の

海福雑貨さんで流してる音楽!

聴けば聴くほどに、海福さん。

 

…苦笑しながら

「こりゃ使えんな」と思った次第です。

音楽は店の雰囲気を印象付ける大事な要素。

たとえ海福さんが良いよ、といっても

お客さまからすれば

あら、これ、あちらでも流れてたわねー

と感じる筈。

真似た真似られた以前の問題として

それは避けねばなりません。

「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」の

イメージ、つまりは

オリジナリティにかかわることですから。

 

(ここで改めて東林間の地図をご覧下さい)

 

image

 

こういう偶然もあるのですね…。

でも海福さんはツルカワを

ハンドメイドの世界への入り口に誘った店で

そもそもツルカワが東林間に居を構えたのも

海福さんがあるから。

そのような店と好きなテイストがかぶるのは

偶然というより

必然なのかもしれません。

 

それは魅惑の雑貨店が集まる

東林間だからこその問題でもあり。

尊敬し大好きな諸先輩方と

競争の意識は全くないし

またかなうはずもない。

 

それだからこそ

自分のイメージをどうやって

オリジナリティに昇華させればよいか。

要は「プラムツリー色だね」と

この空間を感じてもらえるか。

 

それを叶えるための模索は

こういう店を構えた以上、延々と続くのです。

 

さらに、その模索は

みな口に出さなくとも

海福さんをはじめとした諸先輩方も

常に行ってることなんだな、と気付いたわけです。

 

image

 

そして、

作家さん同士の模倣問題にも

繋がることだな、とも。

作品を創りだすことは

ツルカワがやってること以上に

自分の好きなイメージを

昇華させる行為だと思うのですが

 

好きだからこのテイスト

流行ってるからこのテイスト

 

そこに留まってしまうと

途端に真似したされたの問題に

巻き込まれてしまう。

 

(いやそれを作るのは楽しいんだもん、っていう

スタンスで作品を世に問わないのなら構いませんが)

 

前に書いたことでもありますが

結局のところ

真似した真似されたの真実は

「本人」にしかわからない。

模倣の基準なんて存在しないと思うのですね。

 

でもそういう壁にぶつかったときこそ

自分の「オリジナリティ」を模索する時なんですよね。

 

image

 

それに気付いた時、

どうすればよいか。ですよね。

 

ブランディングとか

勉強するのもいいかもしれないし

コンセプトを

明確に打ち出すこともいいのかもしれない。

でも

同じような立場に陥ってるツルカワは

ひとまずは

感性を研ぎ澄ますことを

もう一回意識しようと思います。

 

最近ギャラリーやら雑誌の仕事に忙しく

また体調がいまいちで

前ほど丹念に展示を見たりイベントに行ったり

ひとにあったり…ができてないなあと思ってました。

でもそうやって外の世界で深呼吸しないと

感性は確実に鈍ります。

 

だから

制約はあってもなるべく外に出ようかと。

いろんなもの場所ひとを

見たり会ったりすることから

「プラムツリー色とは何か」の模索をします。

そして同時にひとつひとつの

展示を大切に行います。

 

その過程で気づきは

リブログで上げた記事中にある

東京蚤の市での出来事のように

見つかるんじゃないかと思うのです。

 

その道を辿る途中で

もしかしたら

自分の「好き!」って抱えてる何かを

捨てなければいけなくなる恐れもありますが

そのあと

心に残ったものはきっと

ツルカワの本質だと、信じて。

 

まだまだ走り出したばかり。

いっちょ

がんばってみましょうか。

 

ツルカワでした。

 

 

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ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー次回展示
おはなしとミトン nikiniki (ミトンとおはなし作家)
個展「日々さんとミトンさんは仲良しさん」

2017年10月21日(土)~29日(日)※25・26日休廊
12:00~18:00

(DMご希望の方・販売方法につきまして当ブログの9月22日の記事をご一読くださいませ)

 

ミトンが好きです。
子どもの頃を思い出す懐かしい形が。
5本指の手袋みたいに実用的でないところが。
洗練されたお洒落とは真逆のもっさりとしたところが。
 
だから私はミトンを編みます。
大人の人にこそ、編みます。
完全に実用的でなく、洗練されてなくもっさりとしていて、
ちょっと子どもっぽい…
 
ミトンを、選んで、手にする。
 
だから心があったかくなるって、そんな風に思っています。

 

 

 


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