こんにちは

ツルカワです。

 

被災地ハンドメイド紀行、

本日は南三陸町からです。

 

バスを途中下車し、

こちら志津川の仮設商店街、

「南三陸さんさん商店街」

に降り立ちました。

 

 

長い移動の休憩を兼ねてもありますが

(なにしろ鉄道の代行である

BRTバスはとにかく乗り心地が悪いのです…)

3年前にも立ち寄ったので

やはり、ならばどう変化しているか

この目で確かめたくて…。

 

そして

商店街のそばには

こんな施設ができていました。

 

南三陸ポータルセンター。

入場は無料とのことで…

気軽に立ち寄ってみました、が、

これの中身が濃かった…!

 

こちらの施設

展示スペースと

物販スペースに分かれているのですが

 

展示スペースの震災の記録は

とても生々しいものでした。

街に押し寄せる津波の写真は

1分ごとにシャッターが切られていて

その無慈悲さには震えがきました。

 

また、被災者の少女が

津波で失ったものを殴り書いたノートも。

その最後には

「つなみのばかやろう」とあり

やり場のない怒りと悲しみが迫ってきます。

 

なんで、こんな恐ろしいことが起こったのだろう。

そして

なんで、こんな恐ろしいことを忘れてしまっていたのだろう。

そんな気持ちが胸を突きます。

 

 

展示は撮影不可でしたので

その全貌はぜひみなさんに

直に見ていただきたいです。

けっして広くないスペースから発せられる

それらの記録は

忘れてはならないと感じるものだらけでした。

 

そして胸に刺さった震災の風景が消えないまま

足は物販コーナーへ。

すると、そこには

被災した方が作られたハンドメイド品が

ずらーっと並んでいました。

 

かなりの品ぞろえです。

アクセサリーや布小物、インテリア雑貨から

クラフト寄りの作品まで…それはそれは多彩。

そしてなによりも

ちゃんと見やすくディスプレイされていて

「売り場の本気」を感じました。

 

道の駅などのいろんな公共施設で

被災者が作られたハンドメイド品は

それはもういろいろ販売されているのですが

 

震災から時間が経ったからなのか

それかずーっとそうだったかは不明ですが

正直、きちんとディスプレイされもせず、どさっと棚に置いてあって

さらに説明もなく…という売り場も目立ったのです。

 

その度にハンドメイド変態ツルカワ、それをみるたび

生意気ながら「あーーーっ、勿体ない!」と

思わず小さく叫んでいたものですから…

こちら南三陸の様子には、心が救われました。

 

 

さてツルカワが

その中から手に取った作品はこのふたつ。

ブレスレットは

Atelier Cocozeraさんという方が作ったもののようです。

ゴールド×ブラックの配色に、きゅん。

(ツルカワ、以外と派手好きです)

また、すごく丁寧な作りにもきゅんきゅん…!と。

 

そしてもうひとつは…樹脂作品。

バックチャームです。

被災地でレジン使った作品ってあんまり見ないんですよね。

やはり、布小物などが中心で。

そんな中で存在感抜群。

思わず手に取ってしまいました。

しかもとてもきれいな仕上がり。

デザインもオリジナリティを感じます…。

 

こちらはその名も

南三陸jushi会 さんという

地元にゆかりある樹脂粘土・レジン作家さんたちによる

団体の方がお作りになったよう。

 

FBを見ますと

もう団体としての活動は終了したようですが

イベントに参加されたり

ワークショップを開いたりされていた模様。

 

 

 

ツルカワがこれを手にしながら

(レジン作家さんだって年配の方はいらっしゃるでしょうし、

間違ってたら申し訳ないのですが)

レジン作家さんってことは、お若い方なのかなーと

気が付けば作り手さんのことをふと、考えていました。

 

被災された方だったのでしょうか。

この土地とどういう縁のあった方なのでしょうか。

震災以前から作家さんとして活動してらしたのかな?

 

だとしたら、震災はこの方の作品や作家活動に

どのような影響を及ぼしたんだろうな…。

そうやって

見も知らぬひとりの作家さんのことをあれこれ思ってしまうのです。

 

そして

それはハンドメイド作品ならでは、だなと

やっぱり感じます。

 

そのもののむこうには

必ず

何かのいのちをもったひとがいる。

 

 

 

3年前に訪れた時

建物の基礎だけが残る空地のいたるところに

立てられていた切り絵風の看板は

このポータルセンターの周囲にまとめられていました。

 

復興の決意や

この南三陸という土地に向けた想いを表した

見るだけで熱いものが胸に呼び覚まされる

ものばかりです。

 

ハンドメイド作品の向こうに

ひとつないし

複数のいのちがあるように

 

わたしたちはついつい

「被災者」というコトバでひとくくりしてしまうけれど

ひとの数だけ

さまざまな

いのちがあって

想いがある。生活がある。

 

 

 

それらの

ひとり・ひとりと会うことはできないけれど

同じ人間のひとりとして

なにかを通じて

見知らぬ誰かと

一瞬だけでも、向き合う。

 

その「なにか」のひとつとして

ハンドメイド作品が存在すること。

 

それをあらためて感じた

南三陸でした。

 

…次回も震災被災地ハンドメイド紀行、続きます。

 

ツルカワでした。

 

 

 

 

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