こんにちは
ツルカワです。
先日、銀座に行ってきましたよ。
といいましても
ショッピングでもなく
お食事でもなく…。
こちらに。
茶房 野の花さん。
松屋の裏にある
まるでそこだけ里山が現れたような
緑が鮮やかな空間。
こちらには
「スペース司」という
ギャラリースペースもございまして
そちらで行われていたのは…
たじまひろえ さんの
「歌う 野 花」
なる展示です。
まるでこの展示のために
用意されたような場所だなあと
思いながら階段を上ります。
すると
そこに現れたのは
まごうことなき
野の花が歌う空間でした。
たじまひろえさんの作品は
以前
ソラハグ雑貨店さんの
個展にて出逢ったのですが
とにかく
その筆がのびやかで
描かれた自然の数々が
楽しげに歌っているような表現に
心打たれたツルカワです。
野原に立ち爽やかな風を頬に受ける
そんな感覚を味わえるのです。
そして何よりも自由。
なんでしょう
花とはこう
草とはこう
そして絵とはこう！と
定められた概念を
するっと抜け出して描かれた草花の姿。
自然体なんですよね。
そして
描かれた草花からは
圧縮された自然のパワーが
伝わってきます。
それがまた
心地よい。
だから、見れば見るほど
いつのまにか
自分も草花と戯れているような
気持ちの良いパワーを浴びるような気分に。
それらの絵を使った
絵本なども
置かれていました。
それもまた
たじまさんならではの視点で描かれた
お話が満載です。
そして
その隣には
スペシャルゲストでいらっしゃる
林美奈子 さんの
コラージュ作品が並んでいます。
コラージュというのは
ツルカワの解釈ですが
一度他者の手で完成されたものを
バラバラにし
新しい世界を生み出す行為だと
感じます。
写真だったり
文字だったり
そうしたあらゆる素材が
組み合わされて
新しい命を吹き込まれる。
その命のサイクルを
感じたせいでしょうか
たじまさんの世界とは
まったく違いながらも
すっと違和感なく
林さんの世界にも溶け込めるのです。
たじまさんのお描きになる
あまたの
自然においても
命の循環は
欠かせないものですから。
たじまひろえ さんの
「歌う 野 花」
は6日（日）まで。
野の花に触れる
銀座散策もいいものですよ。
のびやかな草花の
気持ちの良い力を浴びてくださいませ。
ツルカワでした。
