私の家は、平均的な一般家庭だったと思っていたのに、どうやらそうではないのだろうか、と感じることが多い今日この頃です。
父は高校を卒業してから建築設計士として正社員雇用で44歳まで真面目に働いてきました。
その後独立して、63歳で廃業届を出すまでも一人でコツコツ設計図をひいていました。
それから70歳までは、知り合いの設計事務所でアルバイトとして採用していただき、毎月10万弱を稼いできました。
その後、2年前から認知症を発症し、4月に母が亡くなったのを機に認知症ケアのグループホームに入居しています。
それで、そのグループホーム、ごく普通のグループホームですが、毎月の入居費+雑費で16万弱かかります。
で、先日父に今年度の年金受給額決定通知書がきたのですが、父の年金は毎月12万5000円くらいなんですよ。
普通に足りないんですよ。
私も自営業で姉もやっと最近パートに復帰できた精神障碍者。
だから、役所に相談に行ったんです。
そしたら、私の父の住む区域では、毎月11万以下の収入じゃないと生活保護になれないんだって!
なんだそれ!!18歳から真面目に働いてきた76歳は、認知症になってしまっても、貯金がなければ普通のグループホームにも入れないってことか!!!
これ、作為的なのか?とも思ってしまいました。
グループホーム入居には微妙に足りないが、生活保護にはなれない年金支給額。
そりゃ私だって毎月3万父に送金することはできますよ。
でも、それは私が単身で子供もいないからできる話です。お金足りなかったら食費や娯楽費切り詰めたり仕事頑張ったり、すべて自己都合でできる身分ですから。
でも正直に言えば、こちらも将来老後破たんをしないくらいの貯金をしていきたい年齢。
ちょっとは人生だってまだ楽しみたい。
最近、介護破たん、とか貧困老人、とかいうワードに異様に敏感になってしまいます。
それでタイトル。
私は最近、両親の死から色々なことを考え、一つ確信したことがあります。
それは、これからの世代を生き抜くためには情報弱者にならないことが大切だということ。
もらえるはずの公的補助、戦うための法律知識、賢い投資と資産運用、色ボケにならないために芸能人のゴシップ情報からでも結構学べます。
知りたいワードをどんどん検索しちゃえ。
グーグルに検索ワード知られて個人情報探られたところで何も問題ないし!
ということで、久しぶりに「カウンセリング.COM」に寄せられたご相談に回答しました。
ご相談をくださった彼女が、情報弱者にならないで欲しいという願いも込めました。
相談:家族間の問題→私の回答は5番目です●
※親孝行を親高校と誤変換して載せてしまった(汗)
父と母が住んでいた家に残った大量の物、物、物。
母が桐のタンスだと言われて60万で買った2つの衣装ダンスは偽物でした。
その中に入っていた○百万つぎこんだであろう着物は売ったら600円でした。
出てきたアルバム50冊。うちにもってきても置き場所がないし、アパートだから期限までに絶対退去です。どうしても、のアルバム以外は捨てました。
物ってね・・・なんなんだろう。
私は、もう「物」に価値がある時代は終わると確実に感じています。
父と母が生きてきた時代を否定はしない。
なぜならお父さんとお母さんの物を捨てて、わかったことがたくさんあるから。
でも
これからは「情報」に価値がある時代なのだ。
先日、クライアントさまに言われて嬉しかった言葉があります。
40代の男性クライアントさまでした。
「すごいね先生。俺、自分自身では結構物知りでいたはずなんだけど、先生なんの話でも返せるやん!俺よりすごいわ」
そうなんですよー。カウンセラーは、ただ聴いているだけだと思うなかれ。
的確な場面で的確な言葉を返すためにはクライアントさまの倍以上の情報と語彙が必要なのだ。
私には、父と母が残してくれた財産は一切ない。
だけど、父と母からもらった根性にはすごく感謝しています。
ごめんお母さん。アルバム捨てちゃったけど、物以上のものが心にいつもあるから許して~。
*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*
★お知らせ1★
6月定休日
11日(日)、25日(日)
★お知らせ2★
マイナビウーマンで、私が監修した「男女の本音・恋愛」記事一覧です。
またまた新しい記事がたくさん掲載されました!
すごい頭使ってかいた記事ばかりです。ぜひ読んでくださいネ。
こちらからどうぞ→●
★お知らせ3★
YAHOO!ショッピングに「恋愛カウンセラーが選ぶ!奥さまへ贈りたい3,000円以内のプチギフト」執筆記事が掲載されました
★Facebookやってます★
●相談員として登録しているサイト
小日向るり子Twitter:@ruriyakko1107
ハートストレングスTwitter: @heartstrengthj
カウンセリングスペース フィールマインド 小日向るり子