前回のブログ「よみがえる切ない思い」のつづきです。(^-^)/
7月1日日曜日、ツムットの朝は野鳥の囀ずりで目をさます・・・
薄曇りの空は時折青空を覗かせ、肌を滑る少しひんやりとした空気が、気持ちの良い高原の朝を演出していた。
本当に気持ち良い~!
やっぱり・・・来て良かった。
ママリンが朝早くから作ってくれた美味しい朝食を食べ・・・
昨夜話してくれたワタスゲを見に駒止湿原へ出発!
きっと・・・昨日の事で心がまいっていた僕を見かねて誘ってくれたんだね。
優しいママリン・・・ありがとう。
ツムットから針生地区を抜け、車で山道を10分位走った所に駒止湿原はありました。
入口から遊歩道の勾配を登って行くと・・・ブナの原生林が迎えてくれました。
ママリン、元気だね~。w
少しすると湿原の入口が見えてきて・・・
突然、その光景は幻想的に僕の目の前に広がり出 しました。
初めて見るワタスゲ・・・
湿原いっぱいに広がるワタスゲの群生はまるで別世界の様でした。
美しい・・・
朝の爽やかな湿原を吹き抜ける風に静かに揺れるワタスゲが、優しい歌を歌ってくれている様で・・・
心の中をす~っと浄化してくれてる様な気がしました。
ママリン、連れて来てくれて・・・ありがとう。
ワタスゲの群生の中に、こっそりと咲くニッコウキスゲもとても可憐でした。
すれ違う人々の顔にも笑みが溢れ・・・
全てを優しい気持ちにしてくれる自然って・・・やっぱ凄いな!
本当に素敵な風景でした。
お昼まではまだ時間があったので、ママリンがもう一ヶ所・・・ヒメサユリを見に連れていってくれました。
駒止湿原からヒメサユリ群生地へ向かう途中・・・教えてくれた昭和村の冷湖の霊泉。
冷たくて気持ち良かった~!
ママリンは「何か写ると怖い」っと言って写真は撮りませんでした。w
更に山道をひた走ると、ひめさゆりの里・南郷の高清水自然公園に到着しました。
公園では今、まさにヒメサユリまつりの真っ只中でした。
園内に入ると・・・淡いピンク色に染まったヒメサユリが見頃を迎え、至る所に咲き誇っていました。
針生の夏の歌詞の中にも出てくるヒメサユリ・・・
”ひめさゆり たおやか 森の小道 日暮れれば~♪”ですね!w
実は・・・実物を見たのは初めてでした。ww
短い針生の夏・・・儚げな薄桃色の花が、人々に沢山の笑顔を届けているんでしょうね。
一緒に咲いてたギンリョウソウ・・・別名ユウレイソウとも言うらしい・・・
ママリンがそっと教えてくれました。
そう言えば・・・知り合いに会うたびに「この人、福山竜一って言うミュージシャンなんだけど、何かイベントでもあったら呼んであげてね」って紹介してくれるのが、ちょっとこっ恥ずかしかったけど・・・
でもね・・・本当は嬉しかったよ・・・なんか母ちゃんみたいでさ。w
ママリン、連れてきてくれてありがとね。
癒された本当に楽しい一時でした。
昼前にツムットに戻り、珈琲を頂き・・・
また来月会いに来ることを約束して、僕は初夏の針生をあとにし帰路に着きました。
花はそこにいるだけで人を笑顔に変える。
そんな花のように歌えたらなぁ・・・
なんて・・・
そんな事を思いながら・・・
おわり