沼津でワークショップのお手伝いをさせていただきました。

 午前の部は貴子さんの陰ヨガワークショップ。5分から10分保持し、何かを問いかけてくるようなアサナとシークエンス。瞑想と対象から浮かんでくることを観察する“黙想”までたっぷり2時間のクラス。堪能しました。

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 屋外でのマクロビお弁当のランチに続いてヨガニドラ。

 三智子さんのヨガニドラの実技に先立っての生理学的側面からの解説を担当しました。
 運動生理学、認知神経科学、脳生理学などの分野の最新の知識を交えて解説しましたが、皆さん興味深く聞いてくださって楽しんでいただけたようです。

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 Nidraニードラは“眠り”と言う意味のサンスクリット語。
 古典ヨガでは眠りは修行の妨げとなるとして、戦うべき対象でした。
 眠りは単なる意識の消失ではなく、こころの揺らぎの萌芽と考えられてたためですが、イシュタのヨガニドラは、この眠りを利用し意識が無くなるか無くならないかぎりぎりの状態を保ち、こころを静止させます。
 ニドラから覚醒の後はまるで生まれ変わったかのようにすっきりとしていました。

 古典ヨガが指摘していたように、意識下でいつでも走り出せるアイドリングのように忙しく働いている脳の活動の萌芽を、こころの揺らぎを止める事で減速させたように。

 Il bel far niente(イル ベル ファ-レ ニエンテ)。。。
 何もしないことの美。。。何もしないための科学。。。

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 体験していただけたでしょうか。

 このようにシェアできる機会を下さった三智子さん、貴子さんそして参加くださった皆さん、ありがとうございました。