今年の文楽教室は近松門左衛門の大ヒット作、曽根崎心中
曽根崎の森で起きた心中事件を題材に、事件から1ヶ月で舞台にかけたという当時の話題作。


政略結婚から逃れて、遊郭、天満屋のお初との恋を選んだものの、そのためのお金を騙し取られ、名誉も傷つけられた醤油屋の大店、平野屋の若旦那 徳兵衛。
当時、流行した浄土信仰による、“南無阿弥陀仏”と祈り、あの世での恋の成就を選んだ二人の物語。

今回の公演は、初心者のために浄瑠璃、三味線、人形遣いについて丁寧な説明や、浄瑠璃節を三味線付きで語る体験ができました。
世界に人形劇は多いものの、類を見ない3人遣いによる、所作の効果などよくわかりました。



天満屋の床下で、お初が徳兵衛に死の決意を迫る場面の迫力、
“この上は徳さまも死なねばならぬ品なるがハテ死ぬる覚悟が聞きたい”



道行きの美しさ。
“この世の名残り、夜も名残り。死に行く身をたとふればあだしが原の道の霜”

お初の幼さと清純さとプライドが胸に響き、
“女は目を閉ぢ悪びれず、「はやう殺して殺して」と覚悟の顔の美しさ”
死のシーンが冷たく美しく訴えます。

何度見ても引き込まれます。

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グルメバーガーが流行していますが、去年の六本木ヒルズバーガーフェアで一位になったここのバーガーもかなりの美味しさ。
ドライエイジングのアンガス種の赤味のステーキを提供した先駆け的ステーキハウスのハンバーガー。
粗びきのパテたっぷり120グラムを、薪の直火と高熱のグリルで焼き上げ、トップをカリッと焼いたバンズで。
ガッツリハンバーガーが食べたかったらいいチョイス。


ただしサービスは相変わらずファミレスなみ。
オープン当初はスタッフも充実してましたけど、すぐにいなくなってそれ以来改善の気配なし。お肉はおいしいのに残念。
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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて聞かれることが多くなってきました。



子宮頸がんは日本では年間約10000人が診断され、約3000人が死亡しています。
多くはHPVに感染したことが原因で発症します。
HPVはありふれたウイルスですが10年以上の持続感染でがん化を引き起こします。
女性は性行為で子宮頚部に感染し、洗い流されることが難しいので長期間の持続感染が起こります。
10代後半から20代で感染し、20代後半から30代で発症します。
この年齢で子宮頸がんの定期検診を受ける人はほとんどいないので、発見されるのは、妊娠した時が多くなります。

結婚し、命を授かった幸せの絶頂から不幸のどん底に突き落とされる数千の悲劇が毎年繰り返されています。
授かった命をあきらめなければならないばかりか、将来の妊娠の機会もなくす人が10000人、さらに自分自身の命もなくす人が年間3000人。

HPVワクチンは約60~70%に効果があるので、年間6000~7000もの悲劇と1800~2100人の命が救えることが期待できます。
実際の効果は投与後10年以上たたないと判定できませんが、10年前に接種開始したアメリカ、デンマーク、イギリス、オーストラリアでは期待通りの効果が出てきています。
副作用は他のワクチンと差はない頻度で、日本が特に多いというものではありません。

日本では記憶障害など重篤な作用が報告されていますが、因果関係は科学的には否定されています。300万人の追跡調査でも副作用として報告された症状はワクチン接種した人としなかった人で差がありませんでした。

交通事故ではピーク時には年間20000人以上がなくなっていましたが、歩道、ガードレール、信号などを整備することで約4000人まで減少しました。
仮にガードレールにぶつかってけがをしたからと言って、すべてのガードレールを撤収して2度とぶつかってけがする人が出ないようにすべきでしょうか?
救えるはずの多くの命を見殺しにして。



世界保健機構からも科学的な因果関係がないにもかかわらずワクチン接種を再開せず、子宮頸がんのリスクを放置している日本は厳しく非難されています。
ワクチン接種を中止してすでに3年、10年後に防げたはずのどれだけの悲劇が繰り返されることか。
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