このニュースを聞いて、
さまざまな想いが去来した。
◇http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100810-00000138-jij-soci
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改正臓器移植法に基づき、家族の承諾で脳死と判定された20代男性の提供臓器を患者に移植する手術が10日、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)など5カ所の病院で行われ、1カ所を除き終了した。いずれも経過は順調という。
心臓は同センターで、心筋症の20代男性に移植する手術が同日朝から始まり、午後6時18分に終了。両肺は岡山大病院でびまん性汎細気管支炎の20代男性に、肝臓は東京大医学部付属病院でC型ウイルス性肝硬変の60代女性に、片方の腎臓は群馬大医学部付属病院で低形成腎の10代男性にそれぞれ移植された。
もう一つの腎臓と膵臓(すいぞう)は、藤田保健衛生大病院で1型糖尿病の50代女性に移植する手術が行われている。
時事通信
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どうか、重い決断をされた提供者のご家族の身辺が、
安らかでありますように。
そして提供を受けた方々の経過が、順調でありますように。
何より亡くなられたご本人のご冥福を祈り、感謝を。
かくいう私qpも
自分が脳死と判定された際は、
臓器提供を希望している
ひとりだ。
最後のわがままと言われようが、
どうか、私の意志として、
万一の際は必要としている方に
私のささやかな生を継いでいただけたらと思っている。
あるいは医学を志す学生の皆さんに献体することも考えている。
私は医学によって、何度か命を救っていただいている。
父も、母も救っていただいた。
個体数ナンバーになろうが、移植数にカウントされるだけだろうが、
一向に構わない。
私が生きていたことは事実なのだし、体は借り物なのだ。
それに、魂は、生き続けるのだから。
以前、骨髄バンクからの問い合わせの際、
夫は頑として最後までNOを貫いた。
どんなことをしても判は押さない。認めない。と。
夫にすれば、精一杯の想いであり 愛情だったのだと思う。
それはそれで否定できないことで、今も責める気持ちにはならない。
でも、そのときの後悔が今も胸を突く。
今回のようなニュースを聞くと、痛む。
何十万人の中から奇跡的に一致した方を、私は見捨ててしまった…。
本当に申し訳ない、と。
もちろん、そんな状況がないに越したことはない。
でも、どうか、NOと言わないで、ね。