”伊調馨さんは選手なんですか?”
久しぶりに名台詞が出た。
(至学館大学・谷岡郁子学長)
 蓮舫議員の”2番ではダメなんですか?”以来だ。
またつい最近では池坊なにがし夫人以来の女性パワーだ。
女性がパワーを持つと皆似たようになる。
今回はレスリングのオピンピックの何連覇のチャンピオンでさえも
日本レスリング協会副理事長・何にやら大学の学長という偉い社会的地位にある
えらい女性の自尊心を傷つけるような誰でもひれ伏しなさいという傲岸な
発言だ。と一般の人たちは直感的に感じるだろうに。
私なら冷やかし調でからかってしまうところを
そのような常識的な感情を冷静に丁寧に説明したのが
現代ビジネスで筑波大学の原田隆之さんがうまく表現した。

一部転載:
「伊調馨さんは選手なんですか?」衝撃会見で露呈したパワハラの構造
無意識レベルでハラスメントする人々
原田 隆之 筑波大学教授
弱い立場の者は、言いたくても言えないことがある。「私はそれでいいです」としか言えなかった事情があるのかもしれない。

いくら五輪で何連覇もしている大選手であっても、出身大学の学長であり、レスリング協会の副会長である人の前では、言いたくても言えないこともあるかもしれないということが、この人は何一つわかっていない。

そこには、自分は彼女のことをよく知っている、いちいち彼女の立場や言葉の裏にある気持ちなど斟酌しなくてもよい、という甘えがあったのではないだろうか。