こんにちは!詩織です♪
今日はふと・・・この短歌を思い出したので
ご紹介します。
この短歌は、亡き父が教えてくれたものです。
私の母は、小学校入学のひと月前に病気で他界しました。
それからは、父が男手一つで私たち三人を育ててくれました。
父の仕事は日雇い人夫。
仕事をもらうために、毎朝始発に乗り働きに行きます。
そして、いただいた日当で買い物をし夕飯の支度をしてくれます。
日雇いのため、毎日仕事があるわけではないので
お米が買えない時だってありました。
父は仕事が入り帰りは最終になる時。夕食は自分達で作ります。
しかしお米はない!
そんな時は必殺技、1袋のインスタントラーメンに対して3倍以上の水で
煮込みます。すると驚くほど量が増えるんですね・・・
それを兄弟3人で分け合っ食べるんです。
こんな話聞くと、さみしい気がしますよね・・。
でも、私たち3兄弟は違うんです。
楽しく、美味しく、いかにしてお腹いっぱいにするか?
このことを三人でいつも考えて食事をするんです。
実に楽しい食卓でしたよ^^
母がいないさみしさは、
三人兄弟の団結力で吹き飛ばしていましたね~^^
この頃身につけた生活の知恵や
辛いことをいかにして楽しく乗り越えるか・・・
なんて色々と考える癖は
この頃、習得したのかもしれないですね。
今思えば、全てのことに感謝です^^
子供のために誠実に働く父の後ろ姿を見たら
さみしいとか、貧しくてカッコ悪いとか言えないですよね。
父は食事の時、色々な教えを話してくれました。
その中の一つ、家訓ともなる言葉です。
「踏まれても根強く生きよ道芝の、いつか花咲く春や来るらん」
貧乏していても決して恥じることはない。
誠実に勤めていれば、必ず人生の春が来る。
辛いことにぶつかった時
投げ出したくなった時
下ばかりを向いてしまう時
「踏まれても根強く生きよ道芝の、いつか花咲く春や来るらん」
思い出して、また一歩踏み出します。
今は亡き父へ感謝です^^
ありがとう、お父さん。
志を起てますね。