「子供のための体育家庭教師」なるものがビジネスとして登場している昨今。

ともすれば、「運動する」ということはお金をかけてどこかへ特別に習いに行かなければいけない!と誤解してしまいがちかもしれませんが.....。

6歳くらいまでの幼少期間の場合は、「親子で一緒に身体を使っていろいろと遊ぶ」ということが、身体運動の土台を培うのに非常に有効と聞きました。

で、こんな一冊を。
親子で身体いきいき 古武術あそび
岡田 慎一郎
日本放送出版協会
売り上げランキング: 87657
おすすめ度の平均: 4.5
3 小学生以上のお父さん・お母さん!
5 親子で遊ぶ、夫婦で遊ぶ良いネタです
5 道具無しで どこでもできる

特別な道具や施設などを使わずとも、親子で楽しく気軽に遊べる動きが紹介されています。
タイトルに「古武術」とあるとおり、西洋体育的な動きというよりは、人間の自然な身体運動に着目した東洋体育的な動きですね。

身体を使った楽しい「遊び」や、日常動作の延長線上でこそ、アスリートなどの競技スポーツでの身体操作が可能となってくるわけですから、そこに着眼した良い一冊だと思います。

親子で一緒に遊ぶということは、お子さんの情操面の影響にも良いでしょうし、運動不足がちな親御さんの場合は、子供とコミュニケーションがとれて運動不足も解消できて、一石二鳥かもしれませんね。
( ^ω^)

■内容(「BOOK」データベースより)
筋力に頼らず、身体に負担をかけない…日本古来の「武術」の動きから生み出された様々な「あそび」を一挙紹介。家や公園で、親子でこの「古武術あそび」を楽しめば、“大きな力が出る”“疲れない”“ケガをしない”身体の使い方が自然と身につきます。運動が苦手なお子さんや、運動不足のお父さん、お母さんにおすすめの一冊。


■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡田 慎一郎
1972年茨城県生まれ。介護福祉士、介護支援専門員。身体障害者施設、高齢者施設の介護職員を務め、独自の介護技術を模索する中、武術研究者・甲野善紀氏と出会い、古武術の身体操法による介護技術に感銘を受け、以後師事する。現在は、病院、施設、学校、企業、カルチャーセンターなどで講演・講習を行う一方、新聞、雑誌、テレビなど多くのメディアに登場し、普及活動に努める。また、最近では、子どもが楽しんでできる「古武術あそび」の研究、提案にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

単行本: 125ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2007/11)
ISBN-10: 4140112387
ISBN-13: 978-4140112380

■奥付:2007年11月25日 第1刷発行
■読了日:2009年3月27日(金)