3月31日(金)

 

西安・洛陽の旅から帰って来ました。

 

いつものことながら、旅行中は自分の勉強不足・体力不足を痛いほどに感じます。

同行者の方々の「知」に対する飽くなき欲求とエネルギーに刺激されて、

今回も帰って来ました。

もっと、がんばらなくっちゃ! みんなに置いてかれてしまう。

 

 

順陵。武則天のおかあさんのお墓です。

 

 

順陵の前の石人。

 

 

百済を滅ぼした唐側の将軍「蘇定方」の兜・帯金具・剣です。

この3点セットは、本物。

 

 

唐の2代目、太宗のお墓です。

 

 

前に見える山が、乾陵。

高宗とあのこわ~いおばさん武則天の合葬墓です。

不思議なことにドラマの武則天は、

曲がったことの嫌いな活発な、しかも思いやりのある女性として描かれていました。

もちろん、めっちゃ美人さんです。

まだ、途中までしか見ていないので、わかりませんが、

これからどんどんこわくなっていくのでしょうか。

 

 

章懐太子の墓の鎮墓獣。

章懐太子は、母親の武則天に殺されたと言われています。

わたしには、out of 理解です。

(それにしても、写真ボケてますね)

 

 

金可記の道観です。上から見た写真。

金可記は、唐に留学した新羅人です。

唐で、科挙に合格したエリート中のエリートですが、官僚にならずに、

道教の世界に入りました。

ここは、その金可記が昇天したところです。

因みに、当時の科挙には、外国人枠があり、

日本の阿倍仲麻呂もその枠で合格したそうです。

 

 

 

 

西安から高速鉄道に乗って、洛陽へ行きました。

龍門石窟です。この伊河の両岸に石窟が彫られています。

柳の木が、中国らしい。

 

西安は、何度か行ったことがありますが、洛陽は初めてです。

西安の歴史が2000年だとしたら、洛陽は、更に古く4000年の歴史をたどれる町です。

墓ばかりで、牛の寝る場もないと言われているそうです。

 

 

最終日は、河南省の省都 鄭州に泊まりました。

さすがに大都会。空気が濁っています。

 

朝、先生に鄭州商城に連れて行っていただきました。

商、日本では殷と言われている国です。

写真はその城壁あとです。

 

 

おまけ。

お気に入りのヒキガエルちゃん。

 

それにしても、日本に帰ってきて、寒いのにびっくりしました。

雨が降っていたせいかもしれません。

旅行中 西安では、晴天とめずらしく青い空に恵まれて快適でした。

洛陽・鄭州では、曇りのせいか大気が汚れているせいかわかりませんが、

どんよりしていました。

 

これから、時間をかけて、資料と写真を比べて復習していきたいと思います。