感嘆の声が上がる!
■日時:2017年9月26日(火)
■山名:爺ヶ岳 2,669m(北アルプス)
■天気:快晴!
■目的:紅葉山行♪
■ルート:扇沢▶(柏原新道)▶種池山荘▶爺ヶ岳のピストン
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【其の壱】 Ⓟ▶種池山荘@柏原新道
【其の壱】 種池山荘▶爺ヶ岳(中峰)
山頂でのんびり過ごしたところからのつづきであります。
日帰りなのに長々書いちゃいましたが、ようやく完結。
そして名残惜しいけれど、そろそろ下山しましょうかね。
am11:00 @2,669m
まずは苦手な岩々を下って。
ノロノロしか下りられないワタシは、5分ほどかかって鹿島槍からのルートと合流。
分岐のところで鹿島槍から下山してきたというおっちゃんたちパーチーといっしょになりまして、コルのところにコマクサが咲いてるという情報を教えてくれました。
9月末でもまだ咲いてるのがあるんだΣ(゚д゚)
先行して行ったおっちゃんが、「ここに咲いてるよー」と叫んで教えてくれているところ▼
分岐から10分弱で我々もコルに到着。
おっちゃんの言っていたあたりを探してみると、お、咲いてる咲いてる♪
剱をバックにパチッとな。
今年はまだお見掛けしていなかったので、こんな時期ですが初物の女王様。
独特のフォルムがなんともいえない可愛らしさだわ。
だんだんと見納めになっていく景色を目に焼き付けて先へ進む。
コルからは南峰に向かってひと登り。
そんなにキツイところではないけれど、ザレていてちと歩きづらかった記憶。
南峰に行く分岐にやってきました。
いつもなら巻いてしまうところですが、お天気もまだまだいいし、時間もあるし、せっかくだから行ってみましょう!
am11:23
ガレたところをひと登りして南峰到着。
巻道との距離はこんな程度なので、あっというまに登ってこれちゃいました。
それにしても鹿島槍の斜面の紅葉がスゴイ~(*´∀`*)
中峰では南峰に隠れて見えなかったけど、こちらからはふたたび扇沢駅が位置に来ました。
あ~、このあとあのへんまで下りるのよね。。。(ノ∀`)
南峰でもセルフショットをパチリ。
鹿島槍をバックにイェーイ♪
三角点ではないけれど、「山」と書かれた石柱が埋まっておりました。
ひとしきり展望を楽しんだら、種池山荘方面へ向かって下りましょう。
鹿島槍の斜面に負けず劣らず、こっちの斜面も素晴らしい錦。
のちほどここの斜面を見上げているところが冒頭写真になるのであります。
南峰からの下りるところに道標が見当たらずでしたが、西側に2分ほど下って巻道に合流しました。
【其の弐】でもたしか書いていたけれど、西側の分岐(下りた先)にもとくに道標らしきものはなし。
見通しのいい天気の日なら問題ないけど、ガスってたら不安になるところだと思われます。
ザレのガレをぐんぐん下りていくと、岩の隙間からウラシマツツジがコンニチワ。
なんかこれってサンドウィッチみたいじゃない?( ´艸`)
なんつって足元にも目を向けつつ、この景色だもの。
やっぱりこの絶景を見ずにはいられない。
種池山荘の北斜面は、光の当たり具合なのか、行きよりもさらに色が濃く見えて素晴らしかった!
キレイに写せませんでしたが、赤の鮮やかさだけじゃなくってオレンジ色の濃いこと!
コマクサを教えてくれた件のおっちゃんも、去年は色が暗めでイマイチだったけど、今年は鮮やかでいいね!って言ってたくらいだしね。
先日、ちょうど一週間前に行った人のレポを見たのですが、この半分くらいしか紅葉してなかったんですよね。
たった一週間でそんなにちがうのか!?とビックリしたのだけど、そのレポを見て季節の移り変わりの速さを痛感した次第であります。
そして鹿島槍。
残念ながら山頂が若干ガスってきちゃいましたが、鹿島槍も朝よりこの時間のほうが華やいで見えた印象。
そういえば今回の山行はヤマテンの鹿島槍の天気を参考にしていて、昼前からときどきガスるという予報でした。
だから早出しなきゃ展望が楽しめないかもってことで内心ドキドキして来たのですが、ガスってるのは鹿島槍の山頂付近のみ!
ヤマテンの予想はビンゴではあるけれど、我々のいる爺ヶ岳はドピーカンなままの一日となったのでした♪
さてさて。
我々は早くも(いや、早くはない)ザレのガレを終え、ハイマツ帯に突入したところであります。
オレンジもキレイね~。
だんだん小屋の高さ近くまで下りてきて、そろそろ剱は見納め。
次はどこのお山から眺められるかしら(´∀`*)
振り返ると、ここも行きより鮮やかで言葉を失う美しさでした。
この時間はちょうど光の角度がいいのね。
pm12:13 @2,460m
種池山荘にもどってきました。
バッチ買ったり、近くにいた人がコーラ買ってたのに触発されて我が家も釣られ買いしてごくごくしたり。
ここからはひたすら下るだけなので、最後に稜線の空気を存分に味わいながら休憩を。
pm12:30 @2,460m
それじゃ下りましょう!
素晴らしく整備されて足の置き場が楽々な岩ゴロの段差を下りること15分。
『富士見坂』を過ぎたあたりで、まだ魅せるのか!という驚きの光景が飛び込んできました。
こんなすごいの見たことない。
今日イチというよりも、ワタシ人生イチな気がする!
もう語彙がなさすぎて表現できないけど、自然って素晴らしい~(´;ω;`)
そんな素晴らしい景色からほどなくして、落石注意のガレ場にやってきました。
行きは全然だったけど、帰りはなんだか歩きづらかったなぁ。
ガケっぽいところのキワにあるザレた下りって、ずるっと滑ったらそのまま滑落しそうでいつも恐々しちゃうんですよね(´ε` )
ガレ場を過ぎた後、ふたたび我々の目を奪う光景が現れました。
見よ、この黄金色!
名前負けしてないねぇ~( ´∀`)σ)゚Д゚;)
このあたりの紅葉も稜線に負けずに素晴らしくって、存分に味わいながら下ってました。
振り返ると、歩いてきた紅葉ロードがよく見えること!
それでも1時間も下ってくるとだんだんと素晴らしい景色からは遠のいて来て、ちょっと飽きてきた(笑)
というのもあってか、『石畳』のあたりで尻餅をつきそうになって踏ん張ったら、膝の関節にへんな負担を掛けたようで、だんだん右膝が痛くなってきた。。。
なるべくこれ以上は負担を掛けないようにと丁寧に下りて行くと、ようやく『駅見岬』。
つづいて小屋と登山口のほぼ中間あたりにある『一枚岩』も過ぎ、ケルンまではあとちょっと!
pm2:06 @1,770m
ようやくのケルンであります。
ここまでは比較的ゆるかったけど、ここからは勾配も出てくるのでストレッチして痛み予防。
痛みはひどいわけじゃないので、5分小休止したのち出発です。
でもまぁ勾配が出てくると言っても、段差のキツイところはこういう階段があって足には優しい柏原新道。
このルートじゃなかったら痛みもひどくなってたかもなぁ。
行きには真っ暗だった『モミジ坂』は、「こんなだったっけ?」なんて言いながら通過。
暗いと印象がだいぶ変わりますもんね。
pm2:57 @1,350m
登山口到着~!
【其の壱】で書いていた登山口前の『橋詰パーキング』▼
ここに停められてたらこれにて終了!だったのですが、我々はもうひとがんばりせねばなりませぬ。
扇沢駅方面に向かってコンクリ道をてくてく。(しかも登り)
橋のところで稜線を見上げてみると、
種池山荘が見えてた!
「あそこまで下りるのか。。。」と思うとちょっと憂鬱だけど、「あそこから下りてきたんだ!」と思うとなんだか誇らしい気になるのはワタシだけじゃないはず。
pm3:05
駐車場にもどってきました。
これでようやく無事下山、おつかれさまでした!
あー、こんなに紅葉をおなかいっぱい味わえるとは思ってもなかったなぁ。
大満足の山行だわ(♡´艸`)
【ワタシのコースタイム】
※Ⓟ⇔爺ヶ岳(中峰)
○行き:約5h(休20分含)
○帰り:約4h(休30分含)
【下山後温泉】
倉下の湯 600円
○券売機:お札が5千&万札×
○ロッカーなし
※脱衣所入口に貴重品ロッカー有(100円、リターンなし)
○水風呂なし、露天のみ
○ドライヤーは2つだけ
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下山後は白馬まで足を伸ばしてアウトドアショップ巡り。
翌日もお休みだったので道の駅で車中泊して、とある登山口を偵察に行ったり、この日もまた別のアウトドアショップに寄り道してのんびり帰りました。
ちなみに行ったのは大谷原登山口。
鹿島槍への登山口で、冷乗越経由で行くルートであります。
今まで全然興味なかったお山でも、目の前で見ちゃうと魅力的に感じちゃうというのが山あるある。
今回の鹿島槍がまさにそれなのですが、ワタシの中では険しそうなイメージがあるんですよね。
コマクサおっちゃんは、「ここ(爺ヶ岳)のガレたかんじとそう変わらないよ!これに勾配がキツくなったっていうだけだね」と言ってましたが。。。ホントにぃ~?|゚Д゚)))
ま、いつか行きたいなと思っている我が家なのでした。
<完>