ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

行ったお山は増えてきたのに、ヘタレ度は相も変わらず。

ワタシペースでのんびり歩いてきた山旅リストは【こちらから】  どうぞ♪

 

必死の下山。

 

日時:2025年1月28日(火)-29(水)

山名:白駒池(八ヶ岳)

目的: 揚げパン&スノーシュー&雪上テント泊

 

 

*****

 

 

【前編はこちら】

 

 

白駒池でスノーシューを楽しんだあと、テン場にもどってきたところからのつづきであります。

写真ではけっこう暗めですが、まだ青空も見えているので、小屋裏にある高見石まで登ってみることに。

 

 

 

前回積雪期に来たときは、無雪期より登りやすいわ~なんて思っていたはずだったのですが、あれ?けっこう恐怖感感じちゃってますけど。。

 

 

 

無事に登り切りました!

 

 

 

南側は雲が多めでどんよりでしたが、

 

 

 

北側はけっこうスッキリ!

先ほどまでいた白駒池もしっかり見えているし♪

 

 

 

 

 

そして分厚い雲で隠れてしまってると思っていた太陽が、ちょうど顔を出してくれてなんと明るいこと!やっぱり雪の白さは、照らされてこそ輝くってもんですね。

 

 

 

 

 

テン場にもどってきました。

 

 

 

夕飯にはまだ早いのでのんびりしようかと思ったのだけど、時間のあるうちに水作りをしておきましょう。飲食用の水は担いで来た水でなんとか足りたのですが、湯たんぽ用の水を作っておきたかったのですよ。

キレイそうな雪と呼び水をコッヘルに入れて火にかけていきます。溶けたら右側にあるコーヒーフィルターで濾して完成。そして溶かす用の雪を入れておくビニール袋があると重宝します。

前回コッヘルひとつなのが不便だったのを反省して、今回コッヘルを2つ持っていたので楽ちんでしたが、ソロの人はどうしているんでしょうかね。

 

 

っていうか、水作りが思ったより時間がかかったのが予想外でした。

火を使い続けていると途中でガス缶が冷えすぎて火力が弱くなるという、ドロップダウン現象というものがあるようで、そのために思ったよりも雪が溶けていかないのですよ。1.3Lくらい水を作ったのですが、たぶん1時間くらいかかった気がします。ガスも思ったより消費するしね。

 

 

水作りでわりと良い時間になったので、そのまま夕ご飯タイムに突入します。

今日もやっぱり鍋!鍋のベースは、鍋キューブのキムチ。そして鯛とホタテの極みだしを半分ずつブレンドした白菜の肉団子鍋♪。。。の予定だったのですが、まさかの肉団子を忘れてしまい、ただの野菜鍋になってしまった。具材は白菜と春雨のみっていうね。。トホホ。

 

 

 

しかし嬉しいお供は忘れておりません!

ニゴウはプレモルの香るエールで、ワタシは上々の焼酎ソーダ すだち&かぼすでございます♡

 

 

 

肉の旨味はさっぱりありませんが、〆は雑炊をチーズ入りで。

ごちそうさまでした!

 

 

 

小屋の明かりが暖かそう~。

 

 

 

それではそろそろおやすみなさい~。ちなみに今回のテン場は我が家の貸切でした。

 

 

 

*****

 

 

■2日目(1/29水)

天気:雪

ルート:高見石小屋▶渋の湯

 

おはようございます。6時に起床すると、テント内は凍結祭りが開催されていました。
 

 

寝ているときは本沢温泉のときよりも底冷えを感じました。コンパネが余計に寒さを感じるのか、マットに足元がきちんと乗れていなくて冷たさを感じるのか。。?でも時々背中がぞくぞくするような寒さだったから、マット問題ではないだろうなぁ。(これはマミー型のマットじゃなく、スクエア型を買えば良かった!と後悔中)

 

お天気良ければ高見石から朝日でも。。と思っていたけど、見られそうにもないので朝ごはんにします。ちなみに夕陽も×でした。
朝ごはんはスモツイの鶏飯を半分こと、スープ。ツルヤで買った旨辛担々スープ(ニゴウ)となめこと生姜のねばねばスープ(ワタシ)でしたが、ねばねばスープがめちゃんこ美味しかった!このあともツルヤに寄るたびにリピ買いしている我が家です。
 
 
のんびり朝ごはんを食べたら、お天気も良くないし、さっさと撤収して下山するとしましょう。
片付け片付け~。

 

 

 

ささっとテントを撤収して、コンパネも元あった場所にお返し。

 

 

 

そうそう、基本的にテン場は風がなかったのだけど、上空はけっこう強めに風が吹いてる音がしてました。我が家はこんなかんじで木の下に張ったので、その風で雪がテントに落ちてくることが時々あって、そのたびに目が覚めるということが何度かありました。

風から守られるからいいかと思ったけど、そういうこともあるのだね。勉強になりました。

 

 

 

この日は小屋の定休日で、小屋泊の人たちが早々に出発されたようだったので、小屋番さんも早めに下山されるようす。我が家にも「気をつけて」とあいさつしてくださり、一足先に下山して行かれました。

 

 

 

am8:50 @2,264m

それでは下山しまーす。

昨日登って来るときも誰にも会わなかったけど、この天気なので今日もおそらく誰とも会わずに下山することになりそう。ルートをロストしないように気をつけねば。

 

 

そうそう、出発時の気温がニゴウが-12℃だったのだけど、ワタシは-20℃になってた!

さすがにそこまで低くはないと思うのだけど、温度計によって全然ちがうと当てにならないですね。。

 

 

 

 

すぐに現れる分岐はサイの河原方面へ。

 

 

 

 

 

小屋番さんは白駒方面に下りただろうし、ほかにこちらに来る人がいなかったようで、昨日ついてたトレースはすっかり消えていました。

これは賽の河原がちと心配だなぁ。。。

 

 

 

20分弱で賽の河原の手前にやってきました。

 

 

 

予想通り、賽の河原はトレースが全くなく。その上風がものすごく強い!!!そして寒い!!!

しかも歩かれていないところに足を置くと、めちゃくちゃ踏み抜くという恐怖。

 

 

 

ピンクテープを見逃さずに慎重に慎重に歩いて、20分ちょっとでお地蔵様のところまできました。

 

 

 

そしてこの道標が現れたら、樹林帯はもうすぐそこ!

 

 

 

あ~、ここまで来たらひと安心!寒いし、足元危ういしでけっこうコワかった~。

 

 

 

だってカメラがこんなに凍っちゃうほどの寒さなんですよ?

一応-10℃までの耐低温機能を備えているので、きちんと使えてはいましたけど。。でもなんだかかわいそうだったな。

 

 

 

樹林帯に入ってからもトレースはなく、だけど風もなかったのは幸い。コワかったね~なんて言いながら、あとはお気楽に下山していきます。

 

 

 

 

 

トレイルはノートレースだったけど、アニマルトラックはあった♡

 

 

 

 

 

小屋を出て1時間弱で、ひとつめの黒百合方面との分岐を通過。

 

 

 

そこから10分で登山口へともどってきました。

 

 

 

あとは駐車場へともどるだけ~と思いきや、あれ?なんかいるぞ。

 

 

 

渋御殿湯の裏手に、カモシカ発見!

こんな寒い中でエサ探しするのは大変だねぇ。

 

 

 

am10:09 @1,841m

駐車場にもどってきました!おつかれさまでしたー。

 

 

そういえば書くのを忘れてましたが、出発時のザック重量は、

 

◎ニゴウ:12.5kg(水約2L含)

◎ソワレ:14kg(水1.5kg含)

 

でした。いやー、冬はやっぱ重いわ。

 

 

【ワタシのコースタイム】

 

●1日目

℗▶高見石小屋:2h10

白駒ピストン:47分

スノーシュー:約1h

 

●2日目

下山のみ:1h14

 

 

*****

 

 

前篇で渋の湯までの道中は雪がなかったと書きましたが、こんなかんじでした▼

キレイに除雪されたあと、雪が降っていなかったようです。

 

 

 

御射鹿池のところは圧雪路でした。

 

 

 

茅野市街まで下りたところ。八ヶ岳は全体的に雪雲に覆われておりました。

 

 

 

せっかく茅野まで来たので、ランチはまっさんちへ。

カレー専門店ではありませんと書いてありますが、ここの合いがけカレーが好きなんですよね。

 

そして下山後の温泉は、つたの湯へ。

 

 

外気浴が寒すぎるけど、サウナでしっかりととのって最高でした。

 

 

おまけ。

テントの片付けしてたら、雪の塊が出てきた(笑)

 

 

 

<完>