谷川俊太郎&谷川賢作トークイベント
谷川賢作&アバウトタイム映画音楽コンサート
2018.12.16@四日市メリーゴーランド

生まれ育った三重県四日市。
カリスマ店主:ひげのおっさんと呼ばれる増田さんと
素敵なスタッフの皆さんで運営されている、こどものための本屋。

高校の頃に存在を知ってから、
妹と2人、母親にお願いして車でよく連れて行ってもらった。

『まだ〜〜〜? まだなん?!』と母に言われながら、
『もーちょい、もー〜〜ちょっと〜〜。』と粘る延長戦。

大人になって姉妹共に実家を離れた後も、帰省時には立ち寄ることが多かった。
レジで鉢合わせた妹の腕にあれれ同じ本めっちゃ被ってるやん。
『はは。それぞれ買おう。』

増田さんたちスタッフに選ばれ置かれた本たちの中から、
ハッと心掴まれる『その子』『あの子』を見つけて家に連れ帰るたのしみ。

メリーゴーランドがなければ出逢わなかった絵本や物語はたくさんあって、
現実逃避したそうな家主を『どっか夢の国つれてったげるわ。』
今も本棚から、おいでおいでしてくれる。
もうだいぶリアル真っ只中の大人なんだけどね。


自分の一部になるみたいな、本を見つけること。
本を読むことの楽しさをぐーんと教えてくれたメリーゴーランドで、
昼間は俊太郎さんと、賢作さんのトークイベント。


増田さんやゲストの方も加わって絵本の話から教育論になったりして自由気まま。
それぞれの哲学のようなものがフッと出てはまたぐるんぐるん回っていく空気が、
楽しかった。
やっぱりこどものための本屋さんなんやなぁ、
NPOの企画の仕事で関わるこどもたちの顔を思い浮かべながら、聞いた。

夜には、賢作さん&アバウト・タイムの映画音楽コンサート。
(賢作さんのMCはかなりコンパクトだった!)
途中俊太郎さんの朗読も入る。


お2人のトークイベントとコンサートを長年続けているメリーゴーランド。
ファンも多く京都にも支店ができてカリスマ的なお店になっているけれど。
年明けにふと、増田さんの著書を読み返してみた。
開店当初の奮闘記を眺め、ほうっとため息。

『こどものための本屋、全力投球』(就職しないで生きるにはシリーズ)

増田さん俊太郎さん賢作さん。
大人の身体の中で、どこかいつもやんちゃなこどもが “ひひっ“ って遊んでるみたいな
自由さとバランスが、かっこよくて憧れた。

そして、 ふだんは遠くにいる同年代 (と言わせてもらえるならば) の
アバウトタイムのみんなと沢山時間を共有できた去年の秋冬は、
音楽以外のことを話す時間も含めてぎゅっと豊かな時間でした。

しばらくはライブ少なく、冬ごもり。
いろいろを蓄えて、またむくっ。

◆次回、谷川賢作&アバウトタイム映画音楽コンサートは2019年10月後半。
岡山、広島あたりの様子。



エピローグ:おいしそうすぎて食べる前から浮き足立っていた、打ち上げの手料理。
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