暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ | Untitled



暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ(’73)フランス国旗


原作:フランシス・リック「危険な道づれ」

監督:ロベール・アンリコ


IVCレーベルで、DVD化されていない作品を掘り起こす 

「VHS発掘隊」で、文字通り発掘された

フレンチ・ノワールの隠れた傑作とも呼ばれる作品。



ある国家機密を知ったデビッド(ジャン=ルイ・トランティニャン)は

保安機関に追われる中、山村に暮らすトマス(フィリップ・ノワレ)と

妻のジュリア(マルレーヌ・ジョベール)に助けられる。

夫婦はデビッドが無実であることを信じ、彼の逃走に加担する。

国境を越え、三人を乗せた車は走るのだったが・・・・。



トランティニャン主演だからって 『暗殺の森』 の二枚煎じのような邦題で

長いサブタイトルくっつけて、2時間ドラマのような安っぽさ。

だから、今までDVD化されなかったんじゃないの(笑)

ただ、中身はわざわざ掘り起こしただけあって

DVD解説を担当した映画監督・篠崎 誠が

「惚れ惚れするほど暗く、救いのない映画だ」

と、最大級の賛辞を送っております。



デビッドが何を知ってしまったのか、なぜ捕らえていたのかは明かされず

それとも、デビッドが精神を病んで、虚言癖の激しさからくるものなのか

全貌がはっきりとしないまま、惚れ惚れするほど暗く物語が進んでいきます。

疑心暗鬼になりながらも、デビッドを男として意識し始める美人妻ジュリア。

そして、唖然としてしまう救いのないラスト・・・・・・。

ロベール・アンリコの作品は初めてですが

他にも骨のある映画撮っているようなので、掘り起こし甲斐がありそう~。





ロベール・アンリコ監督によるフレンチノワール。
ある国家機密を知ったデビッドは、保安機関に追われる中、山村に暮らすトマスと妻のジュリアに助けられる。
3人は国境を越え逃走を図るが…。
【VHS発掘隊】暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ [DVD]/ジャン=ルイ・トランティニャン,マルレーヌ・ジョベール,フィリップ・ノワレ

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