戦火のナージャ | Untitled



戦火のナージャ(’10)ロシア国旗


監督:ニキータ・ミハルコフ



ミハルコフは、本気で 『太陽に灼かれて』 の続編を撮ろうと思っていたのだろうか?

死んだはずのコトフ大佐は実は生きていたっ! だなんて

「宇宙戦艦ヤマト完結編」で沖田十三は実は生きていたっ! 以来の強引さ(笑)

ただ、この映画の公開のおかげで 『太陽に灼かれて』 が初DVD化され

やっと観ることができたのですが・・・・。

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1943年5月。第二次世界大戦でのソ連とドイツの全面戦争の最中

スターリン私邸に呼び出されたKGB幹部のドミートリ(オレグ・メンシコフ)は

かつて反逆の罪で銃殺刑にされたはずのコトフ元大佐(ニキータ・ミハルコフ)

生存の情報を聞かされ、コトフの捜索を命じられる。

一方、コトフの愛娘ナージャ(ナージャ・ミハルコフ)は

従軍看護師として負傷兵のために各地を奔走していたのだが・・・・。

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なんでもミハルコフは、ロシア版「プライベート・ライアン」を

撮りたかったらしいんですけど、結果としてロシア映画史上最大となった

巨額の製作費を調達するために、カンヌ、アカデミーW受賞で代表作の

『太陽に灼かれて』 の、その後を描くことで製作費をペイしようと目論んだが・・・

あ~らら。。。。1作目で終わらせとけば良かったのに・・・・。

しかも第3弾『THE CITADEL(要塞)』もあるらしい(日本公開は?)

ただ、圧倒的なスケールで描かれたこの映画自体はそんなに悪くないんですけどね。

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雪と霧に煙る大平原での戦闘シーン、その後の地獄絵図。

そして、終盤のナージャと負傷兵のシーンは圧巻のショット。

ナージャの背中からカメラが引いて、引いて、引いて・・・・

引きまくってからのロングショット。

結局、ナージャの表情をうかがい知ることができずに

廃墟となった街並みを映し出すこのシーンは唸った~



→ ニキータ・ミハルコフ監督作品


『太陽に灼かれて』の巨匠ニキータ・ミハルコフ監督が壮大なスケールで描く戦争スペクタクル巨編!
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