ジェーン・エア(’11)
原作 : シャーロット・ブロンテの同名小説
監督 : キャリー・ジョージ・フクナガ
『嵐が丘』 のエミリー・ブロンテのお姉さんが書いた小説で
英国文学史上、最大のタブーを破ったと言われるこの作品。
TV映画も含めると27度も映画化され、手垢がつき過ぎたか・・・・?
しかし、『闇の列車、光の旅』 の日系米国人キャリー・ジョージ・フクナガが
「映画『ジェーン・エア』の決定版はどれかと聞かれても誰も答えられない。だから、あえて挑戦した。」
幼い頃に両親を亡くし、冷血な伯母の下で虐げられてきた少女ジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)
やがて入れられた寄宿学校でも、理不尽な扱いを受ける日々。
それでも決して屈することのなかったジェーンは、卒業後
由緒正しいロチェスター家で家庭教師の職を得る。
新しい生活を手したジェーンは、屋敷の主人(マイケル・ファスベンダー)に惹かれていくのだが・・・・
19世紀初頭の英国にあって、女性の地位が低かったこの時代
逆境に屈することなく、過去を乗り越え、自由と尊厳を守りながら
真実の愛を追い求めるジェーンの姿。 ジェーンがほとんど笑わないんです。
ロチェスター主人に 「あなたのように美人でもなく財産もない若い娘が……」
なんて言われるぐらいジェーンは慎ましい外見。
だけど、内に秘めた、たおやかさとでも言うんでしょうか。
女性的な優しさと同時に、芯の通った強さも感じられます。
外見はともかく内面の美しさを見事に演じたジェーン・エア役のミア・ワシコウスカ
なんて思って観ていたのですが、今作品以外のショットを見てみたら、めっちゃ綺麗っ。
お父さんがオーストラリア人でお母さんがポーランド人で、まだ23歳なんだ。
グウィネス・パルトローっぽい感じで、かなり好みの女優さん。
メイクとか表情とかで美しさを抑えた演技に徹したのでしょかね。プロだ。
ほら、普段はこんなに綺麗。
彼女が、たまたま原作を読んで、ジェーンを演じたみたいと切望して
たまたま映画化を企画し、ジェーン役を探していたフクナガ監督と出会ったらしい。
めぐり合わせって大切ですよね。
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