ワン・フロム・ザ・ハート(’82)
監督は、フランシス・フォード・コッポラ
そうなんですよね。
コッポラ監督では、通じないんですね。
今や、娘の方が有名になってしまった、ソフィア・コッポラパパの作品です。
ラスベガスを舞台に男と女の恋と別離を描いたミュージカル・ロマンス
う~ん・・・・・・・
お世辞にも良かったとは言えないですね。
映画の中ではテンション上がっていくのですけど
私は、下がる一方でした・・・・
映画全編ハリウッドにあるコッポラパパ所有のスタジオ「ゾーイトロープ・ロス・スタジオ」
で制作され、巨大な飛行機に至るまでセットが作られたそうですが。
オールセットで、幻想的な世界を描こうとしていたのでしょうけど・・・・
伝わってくるものは、ありませんでしたね・・・
正直、申しますと、この人目当てだったんです。
ナスターシャ・キンスキー
ヒロインではなく、完全脇役だったのですが、なぜ彼女を全面に出さなかったのか?
主演のフレデリック・フォレストとテリー・ガーは、華がなさ過ぎ
フレデリック・フォレストって 『地獄の黙示録』 で首ちょん切られた人ですよね。
もっと色気のある男は、いなかったのですかね。
あ、関係ないですけど台詞の中で 「ナウいぜ!」 って言ってました(笑)
で、音楽がトム・ウェイツだったのですか
ジム・ジャームッシュ監督の 『ダウン・バイ・ロー』 では、あれほど “ハマってた” のに
今作では、トム・ウェイツが気の毒になるほど、ハマってなかった。
今作品、本国アメリカでは、酷評されたが、イギリスやフランスではアメリカほどの悪評ではなく
イギリスの音楽雑誌NMEでは 「この映画を嫌う者は冷たい心の持ち主」
という好意的なレビューが掲載されたそうですが
ハイ、私、冷たいですから(笑)
今作は興行的に失敗し、巨額の制作費を回収できなかったコッポラパパは、
先に触れた自身所有の「ゾーイトロープ・ロス・スタジオ」を売却せざるを得なくなる。
ここから、彼の迷走が始まり、その後、3度の破産をしてしまう。
前作の 『地獄の黙示録』 でも、巨額の私財を投じて、なんとか完成したのですから
もう、この時から迷走は始まっていたのですね。
フランシス・フォード・コッポラ監督作品
※参考 Wikipedia
ラスベガスでの繰り広げられる男女の恋愛模様を描いたミュージカル
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