柔らかい肌(’64)
![フランス国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87110.gif)
監督は、フランソワ・トリュフォー
ストーリーは、新聞の三面記事に載った実際の事件に基づいて
前作 『突然炎のごとく』 の正反対の映画になるように意識して作ったそうで
そのためか、最初にカンヌ国際映画祭に出品したときは酷評された。とWIkiには書かれてますが
そうですか? 私、結構好きです。
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20101223/09/pyscipks/be/01/j/o0400037510934100990.jpg?caw=800)
文芸評論家ジャン・ドサイは妻と幼い娘との3人暮らし。
ある日、文学講演のために乗ったリスボン行きの旅客機の中で、
若く美しい客室乗務員、フランソワーズ・ドルレアックと出会い、たちまち恋に落ちる。
このフランソワーズ・ドルレアック、どことなく、あの大女優を思わせる・・・・
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20101223/09/pyscipks/0c/50/j/o0640054010934107227.jpg?caw=800)
と思っていたら、それもそのはず、カトリーヌ・ドヌーヴの実姉だったんですね。
クールで少し陰がある感じが素敵でした。
私、お姉さんの方が好きかも・・・・
なぜ、そんなに知名度が高くないのかと思ったら
'67年にニース空港に向かう運転中に事故にあい、25歳の若さで亡くなったそうです。
これこそ惜しまれる・・・・
妹との共演作ありましたよね。絶対観よう。
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20101223/09/pyscipks/e7/2f/j/o0800064810934107226.jpg?caw=800)
映画の話に戻りまして、好きなシーンがいくつかあって
最初のデートの後、ジャン・ドサイがフランソワーズ・ドルレアックの部屋まで送っていくのですけど
ドアの前で、ではここで、みたいな感じで握手するのですけど、彼女が引っぱるようで
彼が包み込むようで、どちららかともなく部屋に入っていくところ。
真っ暗な部屋の中で、2人の顔の輪郭だけが美しく映っているんですよ。
夜のパリの街を、シトロエンで走るんですけど、シトロエンのバックに凱旋門が映って
それがまた綺麗なこと・・・・
![ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20101223/09/pyscipks/9f/d5/j/o0500028010934107225.jpg?caw=800)
ジャン・ドサイが講演のためランスに行く際、フランソワーズ・ドルレアックも連れて行き
初めて2人の小旅行。彼女はジーンズを履いてくるんです。
「嫌い?」
「いや、でもスカートのほうが素敵だよ」
その後、ガソリンスタンドで給油中に彼女は、こっそり抜け出してスカートに着替えてくるんです。
なんか、ぐっときてしまいましたね。
女は、着せ替え人形じゃないのよ!
なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういう喜ばせ方されると男は弱いですね・・・
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20101223/10/pyscipks/5d/89/j/o0800045010934149559.jpg?caw=800)
私の中では、フランソワーズ・ドルレアックの魅力が、
かなりのウエイトを占めていた作品ではありましたが
不倫の末の、恐ろしい女の心理が描かれています。
ラストでの、奥さんの能面のような表情が恐ろしかった・・・・
![→](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/natu-basuke/619861.gif)
※参考 Wikipedia
地位と名誉、そして家族も持ちながら、ひとりの女性に溺れる文芸評論家。愛人という立場に苦悩する女。そして評論家の妻…。緊迫した男女関係に悲劇のクライマックスが訪れる。
柔らかい肌〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選11〕 [DVD]/ジャン・ドサイ,フランソワーズ・ドルレアック
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