柔らかい肌 | Untitled


柔らかい肌(’64)フランス国旗


監督は、フランソワ・トリュフォー


ストーリーは、新聞の三面記事に載った実際の事件に基づいて

前作 『突然炎のごとく』 の正反対の映画になるように意識して作ったそうで

そのためか、最初にカンヌ国際映画祭に出品したときは酷評された。とWIkiには書かれてますが

そうですか? 私、結構好きです。

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文芸評論家ジャン・ドサイは妻と幼い娘との3人暮らし。

ある日、文学講演のために乗ったリスボン行きの旅客機の中で、

若く美しい客室乗務員、フランソワーズ・ドルレアックと出会い、たちまち恋に落ちる。

このフランソワーズ・ドルレアック、どことなく、あの大女優を思わせる・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

と思っていたら、それもそのはず、カトリーヌ・ドヌーヴの実姉だったんですね。

クールで少し陰がある感じが素敵でした。

私、お姉さんの方が好きかも・・・・

なぜ、そんなに知名度が高くないのかと思ったら

'67年にニース空港に向かう運転中に事故にあい、25歳の若さで亡くなったそうです。

これこそ惜しまれる・・・・

妹との共演作ありましたよね。絶対観よう。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

映画の話に戻りまして、好きなシーンがいくつかあって

最初のデートの後、ジャン・ドサイがフランソワーズ・ドルレアックの部屋まで送っていくのですけど

ドアの前で、ではここで、みたいな感じで握手するのですけど、彼女が引っぱるようで

彼が包み込むようで、どちららかともなく部屋に入っていくところ。

真っ暗な部屋の中で、2人の顔の輪郭だけが美しく映っているんですよ。

夜のパリの街を、シトロエンで走るんですけど、シトロエンのバックに凱旋門が映って

それがまた綺麗なこと・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

ジャン・ドサイが講演のためランスに行く際、フランソワーズ・ドルレアックも連れて行き

初めて2人の小旅行。彼女はジーンズを履いてくるんです。

「嫌い?」

「いや、でもスカートのほうが素敵だよ」

その後、ガソリンスタンドで給油中に彼女は、こっそり抜け出してスカートに着替えてくるんです。

なんか、ぐっときてしまいましたね。

女は、着せ替え人形じゃないのよ!

なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういう喜ばせ方されると男は弱いですね・・・

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

私の中では、フランソワーズ・ドルレアックの魅力が、

かなりのウエイトを占めていた作品ではありましたが

不倫の末の、恐ろしい女の心理が描かれています。

ラストでの、奥さんの能面のような表情が恐ろしかった・・・・



→ フランソワ・トリュフォー監督作品


※参考 Wikipedia


地位と名誉、そして家族も持ちながら、ひとりの女性に溺れる文芸評論家。愛人という立場に苦悩する女。そして評論家の妻…。緊迫した男女関係に悲劇のクライマックスが訪れる。
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