4月3日、この日は京都御所に行く予定でした。

しかし、デジカメを家に忘れてきたため気落ち・・・

鈍行電車の中で行き先を思案。

真っ先に浮かんだのが “ 椿寺 ” でした!


JR円町駅着が9時半過ぎ。

ゆっくりノンビリと北上!

10時に椿寺の前に到着!


椿寺1


昆陽山地蔵院・・・通称「椿寺」。

聖武天皇の勅願により、行基が摂津の昆陽池の畔に建てたお寺が起源。

平安時代、衣笠山の南に移されたが、戦災で焼失。

足利義満が金閣の余材で仮堂を建て再建。

後に秀吉の命令で現在地に移転。


椿寺2


境内に入ると、正面にあるお堂が元の本尊を祀る地蔵堂。

鍬形地蔵と呼ばれ安産守護の地蔵菩薩です。

洛陽四十八ヶ所第十二番の霊場となっています。


地蔵堂の隣にあるお堂が観音堂です。

慈覚大師作と伝えられる十一面観音菩薩が祀られています。

洛陽三十三所観音霊場第三十番の札所です。


椿寺3



観音堂の隣が本堂。

本尊は五劫思惟の阿弥陀如来。

本堂前には五色八重散椿があります!


椿寺4


加藤清正が豊臣秀吉に献上したものを、秀吉が地蔵院に寄進。

白・赤・ピンク・絞りなどに咲き分け、花びらが一片一片散る特色を持つ椿。

開花時期は3月中旬頃から4月初旬頃。


この椿の時期にのみ授与される御朱印があります。

『 散椿 』


椿寺5


寺務所で「ご本尊で宜しいですか?」と聞かれました。

「はい」と答え頂いたのが、この御朱印です。

椿の時期、ご本尊の御朱印は「五劫思惟」が「散椿」になるようです。

御朱印は他にも「鍬形地蔵」「大悲殿」があります。


続いて向ったのが東山。

弥勒院・法然院へと続きます。