高校生の時に

補聴器を買ってもらいました。

 

耳の穴に入れ込む小さい補聴器。

とてもとても高価なものです。。。

 

補聴器はパソコンとつなげて

私の耳に合うように

高い音、低い音を抑えて

一番聞きたい音をよく聞こえるように

調節してもらっていました。

 

耳にはめたときは

すごくよく聞こえて

すごく嬉しかった。

 

でも、どれほど聞こえない音の範囲を調節しても

私の耳の代わりにはならなかった。

 

人は聞きたくない音を聞き流して

どんな騒音の中でも会話ができる「耳」を

持っている。

 

私の場合、人の話し声を

必死に聞き取ろうとするため、

脳は「音を受け取る能力」を

最大限にあげてしまい・・・

普通なら聞き流してしまうほどの

「生活の雑音」が、私には

とんでもなく大きな音に聞こえてしまう。

 

一番聞き取りにくい

「女の子の声」の音の高さ以外の

高い音と低い音は普通に聞こえている。

常に脳が必死に音を拾おうとなっているため

聞こえる音に敏感に反応して、

高い音と低い音がうるさい音になってしまう。

 

だから

補聴器でどんなけ調整をしても

やはり器械。

 

人にとって聞き逃すほどの生活音や雑音、

ちまたにあふれたちょっとした雑音が、

私の耳に「騒音」となってのしかかってきた。

 

そのため、

聞こえすぎて疲れがたまってしまい、

補聴器を外したら、もっと

聞こえが悪くなっていたりと…

 

補聴器を使うのを

やめてしまいました。

 

つづく