中学2年生に上がる前

陸上部に入った。

 

後から聞いた話、

バスケットボール部の顧問が

陸上部の顧問に

「あいつは長距離に向いている。

 勧誘してもらえないか?」

と話してくれていたそう。

 

とても厳しい顧問だったけど

ありがたい。

 

入部してすぐ、

長距離の練習メニューを

遅れることがあったけど

全部こなしていた。

 

これも後から聞いた話だけど、

素人があんなきついメニューを

全部こなしていたことに

顧問の先生も部員も

びっくりしていたそう。

 

バスケ部にいた頃は

顧問や部員の声を聞こうと

必至だったけど、

陸上部で長距離という種目は

自分個人との戦いで

スポーツに集中できたし、

走っている間に

顧問や部員の声がしっかり

私の耳に届いた。

 

練習中、黙々と走っている間、

昼間必死に話し声を

聞こうとしていたことを

忘れることができた。

 

私にあったスポーツ、

長距離を高校に入っても続けた。

 

  つづく