細木数子の弟さんが不起訴だって | ピースワードプロジェクト 編集後記

細木数子の弟さんが不起訴だって

「細木数子さんの弟は不起訴処分」


信用金庫から融資金約3000万円をだまし取ったとして詐欺容疑で茨城県警に逮捕、送検された自称画家の細木久慶・元会社社長(66)=東京都町田市=について、水戸地検は20日までに不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
細木元社長は占い師細木数子さんの弟。県警によると、16日付で釈放され、処分の理由は「犯行への関与の程度が低かった」とされる。
細木元社長は元住宅建築業白山真一被告(59)=詐欺罪で起訴=らと共謀して、茨城県の中小企業向けの融資制度を悪用し2004年4月、水戸市内の信用金庫から約3000万円を詐取したとして今年1月に逮捕された。 [ 2006年02月20日 20:40 スポニチ速報記事]

ヤフーニュースのヘッドラインには起訴猶予とありました。起訴猶予(不起訴処分のひとつであり、起訴猶予になれば前科にはならない)と、不起訴処分では、ニュアンスが違いますね。猶予というと、怪しいけれど罪に問えるほどではないという感じ。でも、どっちにしても立件されることはない。


悪いように考えると、逮捕が警察の勘違いによるもんだったかもしれない。でも、猶予とか処分とかで処理されちゃうんですよね?このひとの名誉はどうなるんだろうねぇ。


勘違いはある程度仕方のないことだと思いますよ。だってば人間がやっていることだからね。しかし、もっと悪いように考えると・・・。警察というのは、ある意図から(それは、社会正義と法律の調整をはかるための致し方ない判断からかもしれないし、逆に民主主義とは相容れない権力の乱用だったり、事情通からみるとあからさまな言論弾圧だったりすることもあるだろうし)、ときどき犯罪をでっちあげたり、なかったことにしますからねぇ(よいオマワリさんはいっぱいいるだろうし、さすが警察と思わせることも沢山あるんだけれども)。その場合は、わざと逮捕することもあるわけです。この場合はどうなってんだろう。


あと、自称画家というのも気になりますね。絵で生計をたててたら画家なんでしょうか?それとも、うまければ画家なんでしょうか?自称というのは、おれは認めんけどねっていう記者の主観が入っていますが、本人が画家と自認してれば画家になりますよねぇ。日曜画家でも、「わたしはこれを楽しみに生きているんだ」と、本人が強く思っているなら例えヘタクソでも画家でしょ。とはいえ、そんな純粋な心で絵をやっているようにはどうしたって見えないのかもしれない。そうなると、自称は正確な報道ということになります。こっちは報道の領域ですね。


細木数子さん、はっきりいって嫌いですが、それとは別に思うのでした。